プレスリリース

関節リウマチ治療薬「ケブザラ皮下注オートインジェクター」発売のお知らせ

2018年12月11日
旭化成ファーマ株式会社

旭化成ファーマ株式会社(本社:東京都千代田区、社長:青木 喜和、以下「当社」)は、本日、関節リウマチ治療薬「ケブザラ」の新剤形である「ケブザラ皮下注150mgオートインジェクター、同200mgオートインジェクター」(一般名:サリルマブ(遺伝子組換え)、以下「本剤」)を発売しましたのでお知らせします。

本剤の発売により、「ケブザラ皮下注」には従来のシリンジ製剤に加え、オートインジェクター製剤が新たに加わることになります。なお、本剤もシリンジ製剤と同様、在宅自己注射指導管理料の対象薬剤です。

本剤は、リウマチ患者さんが扱いやすい形状・機能を追求したUser Centered Design(ユーザー中心設計)のコンセプトに基づき設計されました。本体の形状は、人間工学に基づき設計された握りやすい形状であり、関節のこわばりや痛み、変形を訴える患者さんにとっても扱いやすい形状をしています。本体内にはあらかじめ1回量の薬剤が充填されており、リング式のキャップを外し、本体を皮膚に押し当てるだけで、注射針が患者さんの目に触れることなく自動的に皮膚に刺さり、薬液が注入されます。また、視認性の良い薬液確認窓により薬剤の注入の状況が目視できることに加え、薬剤注入の始まりと終わりを音でお知らせすることにより、患者さん自身が安心して自己注射ができる設計となっています。

当社はオートインジェクター製剤という新しい治療の選択肢を提供することで、日本の関節リウマチ患者さんや医療関係者へさらなる貢献ができると考えています。

また、今後も当社は本剤を含む「ケブザラ皮下注」の適正使用の推進と情報提供に努めることで、患者さんのQOLの改善に注力してまいります。

「ケブザラ皮下注オートインジェクター」の概要

製品名
「ケブザラ皮下注150mgオートインジェクター、200mgオートインジェクター」
一般名
サリルマブ(遺伝子組換え)
効能・効果
既存治療で効果不十分な関節リウマチ
用法・用量
通常、成人にはサリルマブ(遺伝子組換え)として1回200mgを2週間隔で皮下投与する。なお、患者の状態により1回150mgに減量すること。
製造販売元
サノフィ株式会社
発売元
旭化成ファーマ株式会社
承認日
2017年9月27日
薬価収載日
2018年11月28日
発売日
2018年12月11日
薬価
150mg 1キット 44,945円
200mg 1キット 59,509円
  • 150mgキット

  • 200mgキット

以上