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スチレン系特殊透明樹脂「アサフレックス®」事業撤退のお知らせ

2021年8月27日
旭化成株式会社

旭化成株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:小堀 秀毅、以下「当社」)は、スチレン系特殊透明樹脂(製品名:「アサフレックス®」)事業(以下「当事業」)からの撤退を決定しましたのでお知らせします。

1. 背景

当事業は、1982年に川崎工場(現 製造統括本部 川崎製造所)において生産を開始し、これまで約39年間にわたり、国内外のお客さまへ製品を提供してきました。
しかし、近年は主要市場の不透明性の高まりといった外部環境による事業損益の悪化を受け、将来的に拡大戦略を描くことが難しいとの判断から、このたび事業撤退を決定しました。
当社は、中期経営計画“Cs+ for Tomorrow 2021”において、事業ポートフォリオ転換を通じてサステナブルで高付加価値型事業の集合体となることを目指しています。①高い収益性、②高い市場成長率、③当社の注力分野であること、④持続可能な社会との親和、という4つの判断軸に基づき、経営資源の優先投入や再配分を進めることで事業ポートフォリオの転換を図っていくことを掲げております。当事業についても、この4つの判断軸に照らして事業内容を精査した結果、撤退を決定しました。
今後は当事業の経営資源を当社の他の注力事業へ投入し、より一層サステナブルで高付加価値型事業の集合体となることを目指していきます。

2. 撤退事業の概要

対象製品
スチレン系特殊透明樹脂(製品名:「アサフレックス®」)
製品用途
ボトル容器用シュリンクフィルム、食品容器および雑貨など
製造拠点
製造統括本部 川崎製造所(神奈川県川崎市)
生産能力
(非公表)

3. 今後の対応

1)工場について
2023年3月 製造終了予定
2)営業活動について
2023年9月 販売終了予定
3)当事業に携わる従業員について
原則として他の事業に再配置することを予定しております。

以上