研究開発戦略 | 研究・開発 | 旭化成株式会社
  • プレスリリース

「クレセンバ®カプセル100mg」、「クレセンバ®点滴静注用200mg」の国内製造販売承認取得について

2022年12月23日
旭化成ファーマ株式会社

旭化成ファーマ株式会社(本社:東京都千代田区、社長:青木 喜和、以下「旭化成ファーマ」)は、「クレセンバ®カプセル100mg」、「クレセンバ®点滴静注用200mg」(一般名:イサブコナゾニウム硫酸塩、開発コード:AK1820、以下「本剤」)について、本日、真菌症(アスペルギルス症、ムーコル症、クリプトコックス症)の治療の効能・効果で国内での製造販売承認を取得しましたので、お知らせします。

本剤はBasilea Pharmaceutica International Ltd, Allschwil(本社:スイス・Allschwil、CEO:David Veitch、以下「バジリア」)が創製した新規抗真菌薬であり、旭化成ファーマが2016年9月に本剤の日本国内における独占的開発権および販売権を取得して開発を進め、2021年9月に製造販売承認申請を行っておりました。

旭化成ファーマは、「ひとりひとりの“いのち”に真摯に寄り添い、豊かなアイデアと確かなサイエンスで、アンメットメディカルニーズを解決する」というミッションのもと、本剤を通じて真菌症の患者さんに新たな治療の選択肢を提供することで、「病気を理由に、やりたいことを諦める人を、ゼロにする」社会を目指してまいります。

クレセンバの製品概要

製品名
「クレセンバ®カプセル100mg」、「クレセンバ®点滴静注用200mg」
一般名
イサブコナゾニウム硫酸塩
効能・効果
下記の真菌症の治療
  • アスペルギルス症(侵襲性アスペルギルス症、慢性進行性肺アスペルギルス症、単純性肺アスペルギローマ)
  • ムーコル症
  • クリプトコックス症(肺クリプトコックス症、播種性クリプトコックス症(クリプトコックス脳髄膜炎を含む))
用法・用量
「クレセンバ®カプセル100mg」
通常、成人にはイサブコナゾールとして1回200mgを約8時間おきに6回経口投与する。6回目投与の12~24時間経過後、イサブコナゾールとして1回200mgを1日1回経口投与する。
「クレセンバ®点滴静注用200mg」
通常、成人にはイサブコナゾールとして1回200mgを約8時間おきに6回、1時間以上かけて点滴静注する。6回目投与の12~24時間経過後、イサブコナゾールとして1回200mgを1日1回、1時間以上かけて点滴静注する。

バジリアの概要

社名
Basilea Pharmaceutica International Ltd, Allschwil
本社
スイス・Allschwil
CEO
David Veitch
事業内容
Basilea Pharmaceutica Ltd.の子会社として2008年に設立。重症感染症領域におけるメディカルニーズに対応する革新的な製品を開発および販売しています。

以上