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旭化成コード株式会社の清算について

2023年7月14日
旭化成株式会社

旭化成株式会社(本社:東京都千代田区、社長:工藤 幸四郎、以下「当社」)は、このたび、旭化成コード株式会社(宮崎県日向市)の事業終了ならびに会社清算を行うことを決定しましたのでお知らせします。

1. 背景と経緯

旭化成コード株式会社は、1970年に創立され、タイヤの補強材(通称、タイヤコード)向けのナイロン糸の加工製造会社としてスタートし、当社のナイロン繊維事業の製造・供給拠点の一つとして重要な役割を果たしてきました。しかし、自動車生産台数の伸び悩みに加え、海外からの輸入品の増加により、国内のタイヤコードの市場環境はますます厳しくなってきています。また、近年は大幅な原燃料高騰に伴うコスト増により収益も大きく悪化しています。
当社としましては、事業ポートフォリオ転換の検討を進める中で、ナイロン繊維事業において汎用タイヤコード用途から、ますます成長が見込まれるエアバック向け用途および特殊タイヤコード用途に経営資源をシフトし、ナイロン繊維事業の収益性向上と更なる事業成長を目指すため、このたび旭化成コード株式会社の清算を決定いたしました。

2. 旭化成コード株式会社の概要

生産品種
汎用タイヤコード、チェーファ—など
従業員数
約70名
工場所在地
宮崎県日向市竹島町1-46

3. 今後の対応について

  • (1)スケジュール
    2024年3月末 生産終了予定
    2025年3月末 工場閉鎖予定
  • (2)製品供給について
    今後、お取引先さまと相談を重ね、サプライチェーンへの影響がないよう努めてまいります。
  • (3)従業員について
    原則として旭化成グループ内で再配置することを予定しております。

なお、本件による業績への影響は軽微です。

以上