【旭化成 × AUBA】旭化成と未来の可能性を共に考えるプログラム 『Asahi Kasei Value Co-Creation Table 2025』開始
「3Dプリンターによる製造プロセス変革」「部品製造の最適化」「先端医療の効率化・応用」について共創いただける企業を募集
2025年7月30日
旭化成株式会社
株式会社eiicon
旭化成株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:工藤 幸四郎、以下「旭化成」)と、株式会社eiicon(エイコン 本社所在地:東京都文京区、代表取締役社長:中村 亜由子、以下「eiicon」)が運営する日本最大級のオープンイノベーションプラットフォーム「AUBA(アウバ)」は、2025年7月30日(水)より、オープンなディスカッションで旭化成と未来の可能性を共に考えるプログラム『Asahi Kasei Value Co-Creation Table 2025(以下「本プログラム」)』において、3つのテーマにて“次世代のサステナブル”を共に切り開くエントリー企業の受付を開始します。
旭化成とAUBAが実施するオープンイノベーションプログラム『Asahi Kasei Value Co-Creation Table』は、2022年度以降、今年で4期目の取り組みとなります。旭化成は、各事業部門/各研究開発部門と企画部門が連携して本プログラムに参画し、応募アイデアごとに各テーマの共創可能性を探索します。eiiconは、本プログラムの企画から設計・運用・PR戦略まで、今年度も運営全般を強力にサポートします。
コンセプト
旭化成グループは1922年の創業以来、100年を超える歴史の中で、さまざまなパートナーとつながりながら積極的に事業ポートフォリオを転換し、社会・環境の変化やニーズに対して、昨日まで世界になかったものを提供してきました。
世の中に求められるサステナブルな価値の提供を目指すこのプログラムも4期目を迎え、毎年多数の共創プロジェクトが進行しています。
旭化成の技術とパートナー企業のサービスやプロダクトなど双方のリソースを活用し、サステナブルな社会の実現に向けてオープンにディスカッションすることで、共に未来の可能性を見出していきましょう。
本プログラムへの参加メリット
- 旭化成の事業部門/研究開発部門がコミット
- 事業部門/研究・開発部門でテーマを熟知した社員がプロジェクトにコミット。
企画部門と共に各テーマの共創可能性を広く探索。 - 幅広いパートナーとのあらゆる可能性を追求
- 「可能性探求」を目的とし、具体的な事業アイデアの手前から協議を実施。
- 旭化成が持つさまざまなアセットを活用
- 多様な事業・技術を展開する旭化成グループが有するさまざまなアセットを、横断的に活用可能。
『Asahi Kasei Value Co-Creation Table 2025』 3つの募集テーマ
1. 「3Dプリンター=試作品」の壁を超える(用途探索)
セルロースナノファイバー(CNF)を用いて実用に耐えうる部品をともに開発する
3Dプリンターは「ものづくりのプロセス全体を変革し、社会のさまざまな課題を解決する」技術として大きな期待とともに注目されていましたが、現在は強度等の問題から試作品製造が主な用途となっています。旭化成の開発した新たな材料でものづくりのプロセス変革を実現するパートナー企業を募集します。
<技術活用の可能性をディスカッションしたい市場・用途イメージ>
- CNF+PA(ポリアミド樹脂)
- 高い耐熱性、機械物性、外観の良さが必要とされる部品、複雑な構造や精度が必要な造形にも対応可能
- CNF+SEBS(水添スチレン系熱可塑性エラストマー)
- 高い耐久性(繰り返し圧縮耐性や耐加水分解)を特徴とし、造形物の内部を変えることにより柔らかさの調整が可能 など
上記樹脂やエラストマーに限らず、CNFの特徴が活かせる材料も幅広く探索します。
<活用できる旭化成のリソース>
- 技術メンバーとの共同開発(配合検討、造形条件 など)
- 長年蓄積されたポリマーの分析、解析技術 など
<ディスカッションしたいパートナー企業例>
- 3Dプリンターを用いることで部品製造の工程短縮や金型レスを実現したい企業
- パーソナライズ製品や少量多品種のカスタム部品作成を実現したい企業
- これまでの試作で3Dプリンターの活用を諦めていた企業 など
2. より軽く!よりエコに!部品製造の最適化(新規事業モデル)
トポロジー最適化で素早い最適設計+CO2排出量の見える化
旭化成が蓄積してきたCAE技術を活用し、最適な部品設計や、金属部品からの樹脂への置き換えを行うことで、コストダウン、軽量化、CO2排出量削減を実現します。これまで事業として展開してこなかった旭化成の持つ設計ノウハウをもとに新たな事業展開を図るパートナーを募集します。
<技術活用の可能性をディスカッションしたい市場・用途イメージ>
- 既存部品の計算結果から最適形状を特定し、CO2排出削減効果を可視化(※仮定に基づく算定値)
- 設計段階で最適化計算を行い、部品製造の工数削減と最適な部品製造を実現 など
<活用できる旭化成のリソース>
- 材料メーカーとして培った熱可塑性樹脂に対するノウハウとCAEソフトウェア使用ノウハウ
- 射出成形性を考慮した形状最適化に関する知見
- 豊富なCAEソフトウェア群と設備群 など
<ディスカッションしたいパートナー企業例>
- 製品のCO2削減を目的に部品の軽量化、材料低減、製造エネルギー削減を図りたい企業
- 製造拠点を持たずに製品設計・製造を実現したい企業
- 射出成形の受託企業でパートナーと組むことで設計段階からの事業展開を図りたい企業 など
3. 先端医療を多くの人に届ける(用途探索)
医療グレードの分離・吸着技術で先端医療の普及・発展を支えたい
医療技術が進歩する一方、先端医療の費用は依然として高く、患者さんの大きな負担となっています。抗体や細胞を活用した医薬品において、製造における分離・精製プロセスの複雑さが高コストの一因です。
旭化成は、医療分野で培った、血液を浄化する技術や知見を応用し、製造工程における分離・精製のより効率的なプロセスの構築可能性を探っています。製薬等の医療分野、また食品や環境など同様の課題を抱える分野において、共に課題を見きわめ、技術の適用可能性について対話いただけるパートナーを募集します。
<技術活用の可能性をディスカッションしたい市場・用途イメージ>
- 製造プロセス(医薬品など)における、培養・分離・精製の効率向上、スケールアップ
- 新たな治療モダリティへの活用(細胞・再生医療など)における、分離・吸着技術の活用
<活用できる旭化成のリソース>
- 医療グレードの中空糸膜、吸着ビーズおよびそれらを組み込んだモジュールの提供
- 長年の業界経験に基づく中空糸膜や吸着ビーズに関する技術的知見
<ディスカッションしたいパートナー企業例>
- 製薬、バイオ、食品、機能化学品製造プロセスにおいて精製・ろ過プロセスに課題を抱えている企業
- 熱エネルギーや廃液を削減し環境対応型プロセスを目指す化学、製薬、食品、素材企業
本プログラムのスケジュール
「ディスカッション面談」申込
申込期間
- 第1期申込期間
- 2025年7月30日(水)~2025年8月31日(日)
- 第2期申込期間
- 2025年9月1日(月)~2025年9月30日(火)
- 第3期申込期間
- 2025年10月1日(水)~2025年10月31日(金)
ディスカッション面談を実施させていただく企業様を選定の上、選定結果をお伝えし、面談を実施する企業様には別途、ご連絡いたします。
- 結果のご連絡予定
- 第1期:9月以降、第2期:10月以降、第3期:11月以降
結果のご連絡後は以下のプロセスを予定しています。
- 面談を通じて、継続協議する企業の決定
- 共創に向けたディスカッション
応募資格
- 法人登記がされていること。企業規模は問いません。
- テーマに合致するアイデアを保有していること。
eiicon 概要https://corp.eiicon.net/
- 会社名
- 株式会社eiicon
- 本社所在地
- 東京都文京区後楽2-2-23 住友不動産飯田橋ビル2号館 3F
- 代表者
- 代表取締役社長 中村 亜由子
- 設立日
- 2023年4月3日
- 事業内容
- オープンイノベーションプラットフォーム「AUBA」の運営、イベント企画・支援サービス、ソーシングサービスなど
株式会社eiiconは、日本最大級のオープンイノベーションプラットフォームとオープンイノベーション(OI)に特化したハンズオンコンサルティングで、企業の事業フェーズに合わせたOIの支援にて事業化をサポートしています。
- eiiconが展開するサービス
日本最大級オープンイノベーションプラットフォーム「AUBA」 - 累計登録社数34,000社を越えた日本最大級のオープンイノベーションに特化したWEBプラットフォーム。事業創出≒非連続な成長・事業存続を実現させる仕組みをALL IN ONEで提供。AUBAは、意図的にイノベーションを創出するためのサービス。
https://auba.eiicon.net/
以上