湯気が出るほどアツい グリーン水素
プロジェクト

「水素製造システム」で、脱炭素社会のリーディングカンパニーへ!

次世代エネルギーとして、世界中で注目を集める水素。太陽光などの再生可能エネルギーを用いて、水の電気分解(水電解)によって製造された水素は、「グリーン水素」と呼ばれています。

実は「グリーン水素」と旭化成の関係は、創業期の1923年までさかのぼります。当時、私たちは宮崎県にある水力発電施設で水電解を行い製造した水素を、肥料や繊維を生産するための合成アンモニアの原料としていました。
最初は電解技術を使う側でしたが、1975年に食塩電解システムを事業化しました。その後半世紀にわたって電解の技術を磨いてきた成果が、「グリーン水素」を作るための水電解製造システムの開発につながっています。

数ある水素製造方法の中でも、旭化成が手掛ける「アルカリ水電解方式」は大型化に適するとされ、大量の水素を低コストで製造できる技術として期待されています。「つくる」「はこぶ」「つかう」といった水素産業のサプライチェーン全体を盛り上げるため、ビジネスの舞台は世界規模です。本プロジェクトに携わるメンバーはみな、使命感のもと、技術検証や市場開拓に日々熱い情熱を注いでいます。

「グリーン水素」のパイオニアである旭化成ならではの貢献で、これからも社会実装に向けた挑戦は続きます。

川崎製造所 アルカリ水電解パイロット試験設備

※国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO) 助成事業 「グリーンイノベーション基金事業/再エネ等由来の電力を活用した水電解による水素製造/水電解装置の大型化技術等の開発、Power-to-X大規模実証/大規模アルカリ水電解水素製造システムの開発およびグリーンケミカルプラントの実証」