サステナビリティ
守山製造所で、絶滅危惧種の淡水魚の保全活動に取り組んでいます
2016年3月29日
旭化成株式会社
滋賀県守山市の旭化成守山製造所では、事業活動を行ううえで、地域の環境保全への取り組みを重視しています。とくに、琵琶湖沿岸にある製造所として水保全の取り組みに注力しており、さらに水環境における生態系の保全にも活動を拡大しています。
その一環で、このたび、絶滅危惧種の淡水魚「ハリヨ」の保全に取り組むことになりました。「ハリヨ」は、全長5~6cm程度のトゲウオ科の魚で、滋賀県東部、岐阜県西濃地区及び岐阜地区の平野部の湧水地のみで生息が確認されています。
守山製造所は、「ハリヨ」の保全に取り組む地域の活動グループと滋賀県立琵琶湖博物館の協力を得て、2016年3月29日に、所内につくった保全池に「ハリヨ」の稚魚19匹を放流しました。今後、関係者と連携しながら「ハリヨ」の生息に適した環境を維持管理していきます。
1957年の守山製造所の操業開始前には、敷地内に「ハリヨ」が生息していた池があったという話もあり、守山製造所では、「ハリヨ」の保全を通して、地域の自然環境と生物多様性の保全に貢献したい、と考えています。
以上