トップメッセージ | サステナビリティ | 旭化成株式会社

トップメッセージ

「Care for People」「Care for Earth」の2つの視点で、
持続可能な社会の実現に向けて挑戦を続けてまいります。

COVID-19の感染拡大以降、世の中では地殻変動ともいうべき変化が起きています。いのちや健康・衛生に対する意識の高まり、新たな社会課題の表出、働き方やくらしにおける人びとの価値観の転換などが起こっています。
また、気候変動の原因とされる温室効果ガス削減の緊急性と難しさが一段と明らかになり、世界では改めてカーボンニュートラル実現に向けた取り組みが、加速しています。さらに、強制労働等のビジネスによる人権侵害を是正/予防するなどの、人権問題への取り組みも急務となっています。
持続可能な社会の実現に向けた行動の重要性は高まるばかりです。

旭化成グループは「世界の人びとのいのちとくらしに貢献する」ことをグループミッションとしています。私たちはその姿勢を、「Care for People, Care for Earth(人と地球の未来を想う)」という言葉で表しました。当社グループは従来にも増して、一段と強く求められるようになった持続可能な社会への貢献に向けた取り組みを、「Care for People」「Care for Earth」の視点で進めてまいります。

「Care for People」では、withコロナ、afterコロナのニューノーマルにおいて人びとが生き生きと暮らせる社会の実現に貢献する取り組みを進めます。新型コロナ感染拡大の中では、緊急対応として人工呼吸器等の増産、医療用ガウンの製造などを行い、また、ワクチンや治療薬の製造で必要となるプロセスフィルターの安定供給や増産に注力しました。他方、長寿高齢化が世界で中長期的に進行する中、整形外科や救命救急領域の医薬品・医療機器の展開も進めています。さらに、人びとが安心で快適な毎日をいつまでも送れる、豊かなくらしの舞台を提供する住宅事業の展開にも力を入れています。

「Care for Earth」では、カーボンニュートラルでサステナブルな社会の実現に向けた貢献を進めます。当社グループは、自社のGHG排出量について、2050年でのカーボンニュートラル実現を目指すことを、2021年5月に表明しました。カーボンニュートラルの達成は、化学を事業の柱とする当社グループにとって大きな挑戦です。しかし、これからの世代に明るい未来を約束するため、私たちの世代が責任を持って取り組むべきと考えています。一方、化学は世界のGHGを削減し、持続可能な社会を実現する上で、大きな貢献を果たすことができます。化学を中心とするマテリアル領域と、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)や断熱材を展開する住宅領域での当社グループの技術と製品によって、社会に新たな価値を提供してまいります。

先の読みにくい、不連続・不確実な経営環境の中、基盤となる事項をしっかりと固めて進んでいくことが必要です。当社グループは、コンプライアンス、安全・品質、人権尊重等を徹底するとともに、ステークホルダーの皆様との適切なコミュニケーションを行いながら、「持続可能な社会への貢献」に向けて挑戦を進めてまいります。

代表取締役社長
小堀秀毅