水資源の保全

2025年度CDP質問書への回答は、以下に掲載しています。

  • ※当社は日本語で公式回答を行っており、英語の回答は機械翻訳したものです。

方針

旭化成グループの事業は水との関わりが深く、将来にわたって水のサステナビリティを確保することが事業継続の必須条件であり、社会に対する私たちの使命でもあります。国内外のろ過膜モジュール事業(上水、海水淡水化など)、排水処理における汚泥減量製品の開発、さらには油膜検知機器シリーズの拡充を通して、世界の水資源の保全に貢献するとともに、事業における取水量を把握し、水の循環利用などにより水使用効率の維持向上、水資源の取水量削減に努めることを方針としています。

目標

環境への影響の低減

化学メーカーとして、大量の化学物質、化学薬品、水を扱っている以上、私たちは責任を持って水の持続可能性を確保することが重要と考えています。そこで、全社的な年間目標として「環境事故および環境トラブルゼロ」を掲げています。
法令違反の排除に努めるべく、一般的な地域の規制や製造施設よりも厳しく管理するため、排水の水質については自主的な基準を用いて管理しています。
2025年度は、目標通り、違反やペナルティは発生しませんでした。

水使用削減

当社グループでは、各工場において水使用量の削減に努めるとともに、使用した水を回収、循環利用し、取水量、排水量の抑制に取り組んでいます。

  • 取水量の推移(国内+海外)2021年度254百万m3、2022年度245百万m3、2023年度242百万m3、2024年度254百万m3、2025年度243百万m3
    取水量の推移(国内+海外)
  • 水源別国内取水量(工業用水+地下水+上水道水) 2021年度245百万m3、2022年度236百万m3、2023年度234百万m3、2024年度245百万m3、2025年度233百万m3
    水源別取水量の推移(国内)

水再利用の取り組み

当社では取水した水を再利用することにより、取水量および排水量の抑制に取り組んでいます。主に、装置・設備の冷却水の熱交換に使用した水を繰り返し使用すること、で水の再利用に努めています。
2025年度国内の水の再利用率※は取水量の約2.0倍となっています。 再利用率の高い地区として、川崎製造所:約10.4倍、水島製造所:約4.4倍、守山製造所:約2.5倍となっています。
今後も長期的な水資源の確保の観点から水の再利用に努めていきます。

  • ※水の再利用率水の使用量(再利用した水を含む)/取水量

水質汚濁防止

当社グループでは水域、地下水を汚染させないように排水管理、漏えい対策を徹底しています。また、全社的な環境安全活動の年間目標として水質汚濁防止法に関する漏えい事故ゼロを掲げています。
2012年に「排水管理に関するガイドライン」を発行し、これに基づく排水管理状況の確認を進めることに加え、排水処理施設の能力増強など、設備対応も実施しています。
当社グループでは事業所、工場などの排水の水質について、自主的な管理目標を設定して管理し、排水の規制基準よりも厳しく管理しています。
2025年度、水質汚濁防止法に関する漏えい事故、および環境法規制に関する違反・罰金などは発生していません。

  • 国内排水量(延岡+水島+守山+富士+大仁+川崎+鈴鹿+その他) 2021年度202百万m3、2022年度200百万m3、2023年度194百万m3、2024年度195百万m3、2025年度177百万m3
    排水量の推移(国内)
  • COD負荷量(延岡+水島+守山+富士+大仁+川崎+鈴鹿+その他) 2021年度850t、2022年度760t、2023年度730t、2024年度720t、2025年度660t
    COD負荷量の推移

製品・技術による水環境問題への貢献

中空糸ろ過膜「マイクローザ®」

当社は水処理膜およびシステムのサプライヤーであり、当社が開発した水処理用中空糸ろ過膜「マイクローザ®」は、アメリカをはじめ中国、韓国、シンガポール、タイ、インドネシア、中東諸国など、世界1,600カ所以上の浄水場や排水プラントで使用されています。
今後も水資源に関わるさまざまな課題解決を目指し、世界の水環境問題に貢献していきます。

ポリ塩化ビニリデン系繊維「サラン®」

排水処理における重要課題の一つに発生汚泥の減量があり、環境負荷軽減に直結するテーマです。微生物が生息しやすいという「サラン®」繊維の特徴を活かし、流動する固定担体の技術を用いて、新しい商材として研究・開発を行っています。
施設の大幅な改造工事を必要とせず、現有施設でスクリーン設置などの簡易な改良で使用可能であり、処理能力の増強、発生汚泥量の減量などに効果が期待できる製品です。

環境監視機器「エポラーム®シリーズ」

旭化成テクノシステムは、浮上油(油膜および油層)、沈降油、水溶性油と、幅広い油種の漏油に対応する検知機器「エポラーム®シリーズ」を取りそろえています。今後もラインアップを拡充し、用途や目的に応じた油検知機器を通じて、水環境の保全に貢献していきます。

エポラームC 3mm以上の油層による静電容量の変化を捉えて警報を発します。
エポラームM 水面上の微量な油膜を非接触で検知するレーザーを利用した検知器です。
エポラームB 水より比重が大きく底に滞留する油や有機溶剤などを検知します。
エポラームF 蛍光性のある水溶性油種の漏油を検知します。