水資源の保全 | 環境 | サステナビリティ | 旭化成株式会社

水資源の保全

方針

旭化成グループの事業は水との関わりが深く、将来にわたって水のサステナビリティを確保することが事業継続の必須条件であり、社会に対する我々の使命でもあります。国内外の上水用濾過膜モジュール事業、水のリサイクルサービス事業、海水淡水化事業、排水処理における汚泥減量製品の開発、さらには油膜検知機器シリーズの拡充を通して、世界の水資源の保全に貢献するとともに、事業における取水量を把握し、水使用効率の維持向上に努めることを方針としています。

水使用削減

当社グループでは、工場における水使用量の削減に努めるとともに、リサイクルした水を循環利用し、効率的な水利用に取り組んでいます。
当社グループの水資源保全活動の目標について、上部のCDP水セキュリティ2021への回答 W8.1aに示しています。

  • 取水量の推移(国内+海外) 2015年度280百万m3、2016年度295百万m3、2017年度282百万m3、2018年度307百万m3、2019年度268百万m3
    取水量の推移(国内+海外)
  • 工業用水+地下水+上水道水 2015年度274百万m3、2016年度272百万m3、2017年度266百万m3、2018年度294百万m3、2019年度253百万m3
    水源別取水量の推移(国内)

水質汚濁防止

当社グループでは、水域および地下水を汚染しないよう、排出管理と漏えい防止対策を徹底しています。
2012年に「排水管理に関するガイドライン」を発行し、これに基づく排水管理状況の確認を進めることに加え、排水処理施設の能力増強等、設備対応も実施しています。水質汚濁防止法に関わる規制項目については、基準内に管理しています。
2020年度、水質汚濁防止法に関する漏えい事故、および環境法規制に関する違反・罰金等は発生していません。

  • 延岡+水島+守山+富士+大仁+川崎+その他 2015年度217百万m3、2016年度212百万m3、2017年度212百万m3、2018年度297百万m3、2019年度216百万m3
    排水量の推移(国内)
  • 延岡+水島+守山+富士+大仁+川崎+その他 2015年度970t、2016年度910t、2017年度820t、2018年度880t、2019年度890t
    COD負荷量の推移

製品・技術による水環境問題への貢献

中空糸ろ過膜「マイクローザ」

当社は水処理膜およびシステムのトップクラスのサプライヤーであり、当社が開発した水処理用中空糸ろ過膜「マイクローザ」は、アメリカをはじめ中国、韓国、シンガポール、タイ、インドネシア、中東諸国など、世界1,600カ所以上の浄水場や排水プラントで使用されています。2017年度には、クウェート海水淡水化プラントにこの「マイクローザ」が採用され、慢性的な水不足緩和への貢献が期待されています。
今後も水資源に関わるさまざまな課題解決を目指し、世界の水環境問題に貢献していきます。

ポリ塩化ビニリデン系繊維「サラン®

排水処理における重要課題の一つに発生汚泥の減量があり、環境負荷軽減に直結するテーマです。微生物が生息しやすいという「サラン®繊維」の特徴を活かし、かつ流動する固定担体という珍しい技術を用いて、新しい商材として研究・開発を行っています。
施設の大幅な改造工事を必要とせず、現有施設でスクリーン設置等の簡易な改良で使用可能であり、処理能力の増強、発生汚泥量の減量などに効果が期待できる製品です。

環境監視機器「エポラーム®シリーズ」

旭化成テクノシステムは、浮上油(油膜および油層)、沈降油、水溶性油と、幅広い油種の漏油に対応する検知機器「エポラーム®シリーズ」を取りそろえています。今後もラインアップを拡充し、用途や目的に応じた油検知機器で水の環境を守っていきます。

エポラームC 3mm以上の油層による静電容量の変化を捉えて警報を発します。
エポラームM 水面上の微量な油膜を非接触で検知するレーザーを利用した検知器です。
エポラームB 水より比重が大きく底に滞留する油や有機溶剤などを検知します。
エポラームF 蛍光性のある水溶性油種の漏油を検知します。