旭化成グループの環境安全・品質保証活動 | サステナビリティ | 旭化成株式会社

旭化成グループの環境安全・品質保証活動

環境安全・品質保証活動

旭化成グループの事業領域は、近年、化学物質を取り扱うケミカル事業分野とエレクトロニクス事業分野などのマテリアル領域、建材事業分野も含めた住宅領域、および医療・医薬事業分野などのヘルスケア領域、の3つの事業領域に拡大してきております。これら事業領域の拡大に伴い、当社では、従来のRC活動(レスポンシブル・ケア活動)を環境安全・品質保証活動と名称変更しました。
その中で、環境安全、品質保証、健康経営に対し、リスクマネジメント・責任のある事業活動を通じて、当社グループ理念・ビジョンである「環境との共生」「健康で快適な暮らし」「快適職場」を着実に実現し、社会に新たな価値を提供するとともに、世界の人びとの"いのち"と"くらし"に貢献してゆきます。

  • レスポンシブル・ケア活動
    日本化学工業協会が提唱する活動で、化学物質を扱う企業が化学物質の開発から製造、物流、使用、最終消費を経て廃棄に至るまで、自主的に「環境・安全・健康」を確保し、活動の成果を公表し社会とのコミュニケーションを図る活動。

旭化成グループ マテリアル領域 住宅領域 ヘルスケア領域、環境保全 保安防災 労働安全衛生および健康 社会とのコミュニケーション 化学物質の管理 品質保証 旭化成グループのリスクマネジメント・責任のある事業活動

旭化成環境安全・品質保証統括役員のメッセージ

2022年5月に旭化成は操業100周年を迎えました。この100年間、従業員1人ひとりの情熱と挑戦で次々に新しい分野を切り拓き持続的な成長を続けてきました。次の100年に向けて、世界の約4万5000人の仲間と共に、我々は新たな挑戦に向かいます。

昨今、脱炭素や、企業に対する社会的存在としての意識の高まりなど、企業を取り巻く環境は大きく変化しています。その中で『私たち旭化成グループは、世界の人びとの"いのち"と"くらし"に貢献します。』というこれまでと変わらぬグループ理念の下で、引き続き"「持続可能な社会への貢献」”と”「持続的な企業価値向上」”の2つの「サステナビリティ」の好循環をめざすべく、GDP(Greenトランスフォーメーション、Digitalトランスフォーメーション、People(人財)トランスフォーメーション)をキーワードに、環境安全,品質保証、健康経営の活動を含む各種施策をスパイラルアップさせ、お客様に信頼されるソリューションを提供していきます。
私たち旭化成グループは、上記2つのサステナビリティの好循環を達成するためには、ここ数年、社内で保安重大事故が発生していることも考慮し、安全・安定操業が事業継続,企業存続の大前提であることを再認識し、このような重篤な労災や保安事故が二度と起こらないように、その未然防止、拡大防止を強化し、全社統一のライフセービング・アクション活動等を通じた安全文化の醸成を図ります。また、自社のGHG排出量に関し2030年に対2013年度比30%以上の削減、2050年に実質カーボンニュートラルを達成するとともに、社会のGHG排出量削減に貢献する製品の開発を強化するなど、社会を含むすべてのステークホルダーの皆様に高い企業価値を提供していきます。

旭化成株式会社
環境安全・品質保証統括役員
川瀬 正嗣

方針

当社グループは、以下の方針を掲げ環境安全・品質保証活動を推進しています。

旭化成グループ環境安全・品質保証方針

環境保全、品質保証、保安防災、労働安全衛生および健康を、経営の最重要課題と認識し、開発から廃棄に至る製品ライフサイクルすべてにわたり、あらゆる事業活動においてこれらに配慮する。

  • 地球環境に充分配慮し、すべての事業活動に伴う環境負荷の低減に努める。
  • 顧客に安心と満足を与える品質を有し、安全な製品・サービスを提供し続ける。
  • 安定操業および保安防災に努めるとともに労働災害の防止を図り、従業員と地域社会の安全を確保する。
  • 快適な職場環境の形成に努め、従業員の健康保持・増進を支援する。

法を遵守することはもとより、自ら目標を立て継続的な改善を行い、さらに積極的に情報を公開し、コミュニケーションを重ねることにより、社会の理解と信頼を得る。

2022年4月1日改訂

マネジメント体制

当社グループは、グループ全体の環境安全・品質保証活動を「グループ環境安全・品質保証管理規程」などに定め、マネジメントシステムとして構築しています。社長直轄の組織として環境安全・品質保証委員会を設置し、計画・実績の審議を実施しています。本委員会はグループ横断的にサステナビリティを推進する「サステナビリティ推進委員会」とも連携しています。また、その下部組織として環境安全・品質保証推進会議を定期的に開催し、当社グループ全体、事業会社単位、支社・製造所※単位などで、PDCA(Plan-Do-Check-Act)サイクルをそれぞれ回し、環境安全・品質保証活動の継続的な改善を図っています。
また、環境安全・品質保証マネジメントシステムは、環境保全については環境マネジメントシステム(ISO14001)、また労働安全については労働安全衛生マネジメントシステム(OHSMS)に準じて活動しています。
品質保証活動は、旭化成の品質保証部の総括の下、事業本部、事業会社でISO 9001等のマネジメントシステムを確立し、お客様・社会に安心・安全な「製品・サービス」をお届けする品質保証の強化に日々努めています。
健康経営については、「健康経営推進委員会」を原則として年2回に開催し、健康経営に関する基本方針の策定、目標設定、実績に関する審議を実施しています。

環境安全・品質保証委員会運営組織

  • 取締役会 (経営会議)社長 サステナビリティ推進委員会 レスポンシブル・ケア委員会 旭化成 <委員長> 社長 RC担当役員 <RC実施統括者> 各支社長 各RC推進者、各製造所長 各RC推進者、各事業本部長 各RC推進者、研究・開発本部長 RC推進者、生産技術本部長 RC推進者、環境安全担当役員 品質保証担当役員 環境安全部長 品質保証部長 健康経営推進室長、事業会社 各事業会社社長 各RC推進者

環境安全・品質保証委員会/環境安全・品質保証推進会議の構成

環境安全・品質保証委員会 委員長 旭化成社長
委員 旭化成環境安全・品質保証統括役員、旭化成環境安全担当役員、旭化成品質保証担当役員、旭化成環境安全・品質保証実施統括者、旭化成環境安全部長、旭化成品質保証部長、健康経営推進室長、事業会社環境安全・品質保証実施統括者
オブザーバー 旭化成監査役、委員長の指名した者
事務局 環境安全部,品質保証部
開催頻度 1回/年
環境安全・品質保証推進会議 議長 旭化成環境安全・品質保証統括役員
委員 旭化成環境安全担当役員、旭化成品質保証担当役員、旭化成環境安全部長、旭化成品質保証部長、健康経営推進室長、旭化成環境安全・品質保証推進者、事業会社環境安全・品質保証推進者
事務局 環境安全部,品質保証部
開催頻度 4回/年

目標と実績

環境安全・品質保証教育の充実

当社グループでは環境安全・品質保証活動の確実な推進のため、環境安全に関する基礎知識習得とその理論を活用できるよう、実践的な環境安全教育を行っています。現場で活動している工場・製造部署の製造課長、環境安全課長をはじめとする第一線の課長とその候補者、さらに研究部署のグループリーダーと環境安全スタッフといった環境安全を実践しているキーパーソンを対象に研修教育を実施しています。
毎年度、新任者を中心とした対象者に、5教科(環境安全全般、健康、保安防災、環境保全、労働安全衛生)を計4日間の研修で教育しています。2021年度は自習および1日のウェブ講義で実施し、計125名が受講しました。
さらに、一層のレベル向上を目指して2012年度から開始した係長層のRC教育も、要望を取り入れながら改善、継続しています。2021年度は自習および半日のウェブ講義で実施し、計221名が受講しました。
品質保証教育では、品質保証に関わる中核人財の育成として、グループ全体から選抜した若手~中堅従業員を対象に、6カ月の期間、社外専門家(主に品質管理学会の第一線でご活躍の大学教授の方々)による講義とグループ討議などを行う「品質保証フォーラム」を2017年度から継続しています。2021年度は計55名が参加しました。
また、化学品管理や製品安全に関してもグループ全体でも毎年種々の教育を実施しております。2021年度は9種類の内容の教育を実施しました。特に日本の化審法・安衛法・毒劇法の基礎教育は継続的に毎年複数回開催しており2021年度は約800名参加しました。
今後もさらに社内外のいろいろなニーズに応えられるような教育・研修を進めていきます。

環境安全・品質保証大会の開催

当社グループでは、旭化成、グループ事業会社ならびに各地区で、毎年従来のRC活動の年間活動の集大成として「RC大会」を開催していました。各大会では、RC活動状況の報告や活動事例の発表、外部の専門家による講話、安全表彰など、RC活動の活性化や情報の共有化を図っています。
2021年度の旭化成RC大会は12月に大会会場・インターネット配信にて、2,300名の参加者を得て開催しました。
2022年度からは、「環境安全・品質保証大会」として、従来に比べより明確な責任体制の下環境安全・品質保証活動の活性化、情報の共有化を図っていきます。

  • 旭化成小堀社長からのあいさつ
  • 森教授からの特別講演