旭化成の歴史
旭化成は人類の幸福への願いを旨に、「人びとがよりよい生活を実現できるよう、最も良い生活資材を、豊富に低価格で提供すること」を目指して創業されました。それから約1世紀、時代の要請やニーズに応えて積極的に事業ポートフォリオを転換し、社会の問題に対して、製品やサービスの提供を通じて解決策を示してきました。社会の変化を先取りして挑戦し、そして自らも変化してきた旭化成の歩みをご紹介します。
1920sGrowth as a diversified chemical manufacture多様化する化学メーカーとしての成長
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1922年
旭絹織株式会社を設立当社の創業
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1923年
日窒肥料株式会社が延岡で合成アンモニアの製造を開始
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1924年
旭絹織株式会社がレーヨンの製造を開始
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1931年
延岡アンモニア絹絲株式会社設立(1931年5月21日資本金1,000万円)アンモニア、硝酸等化成品を製造販売当社の設立
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1933年
延岡アンモニア絹絲株式会社は、日本ベンベルグ絹絲株式会社(キュプラ糸「ベンベルグ®」を製造・販売)および旭絹織株式会社(ビスコース・レーヨン糸を製造・販売)を合併し、社名を旭ベンベルグ絹絲株式会社と改称(資本金4,600万円)
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1935年
グルタミン酸ソーダを製造開始、食品事業へ進出食品事業へ進出
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1943年
旭ベンベルグ絹絲株式会社は、日本窒素火薬株式会社(ダイナマイト等を製造・販売)を合併し、社名を日窒化学工業株式会社と改称(資本金5,440万円)
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1946年
日窒化学工業株式会社は、社名を旭化成工業株式会社と改称(資本金5,440万円)
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1949年
東京、大阪および名古屋の各証券取引所の市場第一部に株式を上場
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1952年
米国ダウ・ケミカル社と合弁で旭ダウ株式会社設立、川崎地区へ進出
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1957年
旭ダウ株式会社、ポリスチレン製造開始、合成樹脂事業へ進出合成樹脂事業へ進出
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1959年
富士でアクリル繊維「カシミロン™」の本格製造開始、合成繊維事業へ本格展開合成繊維事業へ本格展開
創業以来アンモニアの利用を中心テーマとして多角的な技術開発を進めてきた旭化成にとって、アクリルの事業化を通じて窒素工業の高度化、すなわち高分子工業領域への展望が開かれました。合成繊維のなかでもアクリルは羊毛に似た性質を持ち、衣料全般にわたる幅広い用途が期待されました。この時期に製品化された合成繊維の多くが、海外から導入された技術をベースにしていましたが、アクリルは自社技術により開発、商標名は社内報を通じて公募し、高級毛織物カシミアにヒントを得た「カシミロン」が採用されました。
1960sBranching into new fields新しいフィールドへの展開
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1960年
「サランラップ®」を販売開始樹脂製品事業へ進出
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1960年
ニューヨーク事務所を開設
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1962年
川崎でアクリロニトリルを製造開始
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1967年
松戸で軽量気泡コンクリート「ヘーベル™」の製造開始建材事業へ本格進出
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1969年
山陽石油化学株式会社設立石油化学事業へ本格進出
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1971年
旭シュエーベル株式会社設立エレクトロニクス事業へ参入
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1972年
水島で山陽エチレン株式会社による年産35万トンのエチレンセンターが完成
「ヘーベルハウス™」本格展開、旭化成ホームズ株式会社設立住宅事業への本格進出
1960年代後半から70年代初頭にかけて,新設住宅着工戸数は年々増加し、異業種から多数の企業が住宅産業へ参入しました。旭化成は、1969年7月に不動産部を発足させて住宅事業に参入し、翌1970年にはALCによるプレハブ住宅「ヘーベル」ハウスの第1号棟(のちのDシリーズ)を東京・蒲田の住宅展示場に完成させました。
1972年3月に「ヘーベルハウス™」D、Eシリーズの販売を開始して事業が本格的に立ち上がったのを機に、事業の本拠地を日比谷から新宿へ移転し、同年11月には将来の事業発展を考え、住宅専業会社として旭化成ホームズ株式会社を設立しました。 -
1974年
旭メディカル株式会社(現、旭化成メディカル株式会社)設立、人工腎臓の生産開始医療事業へ進出
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1976年
株式会社旭化成テキスタイル設立、テキスタイル事業の強化
旭化成建材株式会社設立
分譲マンション「サンシティ」(東京都板橋区)を発売開始、土地開発事業へ参入
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1978年
経口制ガン剤「サンフラール™」を販売開始医薬品事業に本格参入
1980sGrowing Globalizationグローバル経営の振興
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1980年
宮崎電子株式会社(現、旭化成電子株式会社)設立、ホール素子事業へ進出
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1982年
旭ダウ株式会社を合併、合成樹脂事業を強化
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1983年
旭マイクロシステム株式会社設立LSI事業へ本格展開
旭マイクロシステムは、通信用LSIの輸入販売からスタートしました。その後自前の技術での事業化のために、翌年デザインセンターを開設、1986年には旭化成マイクロシステムと改称し、研究、設計、製造、販売の全部門を集中させました。
旭化成のLSIはAV機器やスマートフォンなどに欠かせないアナログ・デジタルミックスドシグナル技術に基づくものです。私たちが五感で認識できるアナログ信号と、システムのデジタル信号とを橋渡しする機能を持ち、さまざまなエレクトロニクス製品に搭載されています。 -
1988年
北京事務所開設
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1992年
東洋醸造株式会社と合併、医薬・医療事業を強化、酒類事業へ進出
旭化成と東洋醸造の提携は、1958年に発酵法によるグルタミン酸の製造研究体制を強化するための業務提携にさかのぼります。1980年代後半になると、産業構造の変化に対応して、旭化成では医薬・医療、エレクトロニクス事業などの分野について多角化が図られました。1989年に旭化成は東洋醸造の発行済み株式の51%を取得し、その後1992年に合併、医薬事業の基盤を構築しました。
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1994年
株式会社旭化成テキスタイルを合併、繊維事業を強化
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1999年
食品事業を日本たばこ産業株式会社へ譲渡
2000sTaking on new challenges新たな挑戦へ
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2000年
新日鐵化学株式会社より欧米コンパウンド樹脂生産子会社を譲受し、欧米における生産拠点を確保
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2001年
旭化成工業株式会社から、旭化成株式会社へ社名変更
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2002年
焼酎および低アルコール飲料事業をアサヒビール株式会社およびニッカウヰスキー株式会社へ譲渡
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2003年
清酒・合成酒関連事業をオエノンホールディングス株式会社へ譲渡
分社・持株会社制へ移行
持株会社と7事業会社(旭化成ケミカルズ株式会社、旭化成ホームズ株式会社、旭化成ファーマ株式会社、旭化成せんい株式会社、旭化成エレクトロニクス株式会社、旭化成建材株式会社、旭化成ライフ&リビング株式会社)からなるグループ経営体制へ移行
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2007年
旭化成ケミカルズ株式会社が旭化成ライフ&リビング株式会社を吸収合併
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2008年
旭化成ファーマ株式会社の子会社であった、旭化成クラレメディカル株式会社、旭化成メディカル株式会社を当社が直接出資する事業会社に再編
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2009年
旭化成ケミカルズ株式会社、旭化成エレクトロニクス株式会社、および当社のエレクトロケミカル関連事業を、旭化成イーマテリアルズ株式会社に吸収分割により継承
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2011年
旭化成グループ理念・ビジョン・バリュー・スローガンを制定
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2012年
旭化成メディカル株式会社が旭化成クラレメディカル株式会社を吸収合併
米国ゾール・メディカル社を買収および連結子会社化クリティカル事業へ進出
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2013年
名古屋・札幌・福岡証券取引所の市場第一部の株式上場廃止
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2014年
本店の所在地を大阪(大阪市北区)から東京(東京都千代田区)に移転
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2015年
米国ポリポア・インターナショナル社を買収および連結子会社化
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2016年
旭化成ケミカルズ株式会社水島製造所のエチレンセンターを停止。三菱ケミカル旭化成エチレン株式会社において、エチレンセンターの共同運営を開始
旭化成ヨーロッパ設立
旭化成株式会社が旭化成ケミカルズ株式会社、旭化成せんい株式会社、および旭化成イーマテリアルズ株式会社を吸収合併し、事業持株会社へ移行
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2017年
単元株式数を1,000株から100株に変更
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2018年
米国セージ・オートモーティブ・インテリアーズ社を買収および連結子会社化