研究開発戦略 | 研究・開発 | 旭化成株式会社

プレスリリース

水島製造所における研究開発施設の集約・整備拡充について

2016年3月15日
旭化成ケミカルズ株式会社

旭化成ケミカルズ株式会社(本社:東京都千代田区、社長:小林 友二)は、このたび、水島製造所(岡山県倉敷市)内において、新規技術開発および研究環境の一層の充実を図るため、新研究棟の建設を含む研究開発施設の集約・整備拡充を決定しましたのでお知らせします。

1.目的

当社の水島製造所は、「化学・プロセス研究所」と「モノマー・触媒研究所」を中心とする研究所群を擁し、石油化学プロセス、触媒化学、有機・無機合成など独自のコア技術開発の中核拠点として様々な技術を生み出し、旭化成グループの研究開発を牽引してきました。現在では、研究テーマも「環境・エネルギー」「資源」「ヘルスケア」など多岐にわたり、その規模も拡大しています。また、本年4月の事業持株会社制移行後のマテリアル領域における研究開発活動の広がり、新たな研究領域に対応した機能拡充も見据え、これまで水島製造所内のB地区およびC地区に分散していた研究拠点をC地区に集約し、規模の拡大および研究活動インフラ設備の充実と革新技術の創出を目指し、新研究棟の建設と、C地区の既存研究開発施設の整備拡充を行います。
今回の施策により、触媒・プロセス、マテリアル領域の共同研究の推進や組織を超えた研究者の交流を促進することで技術の融合・高度化を図り、世界の人びとの“いのち”と“くらし”に貢献する技術の開発・事業化を推進してまいります。

2.集約・整備拡充計画の概要

(1)立地
旭化成ケミカルズ株式会社 水島製造所C地区内(岡山県倉敷市)
(2)第一期工事
概要
新研究棟(地上6階、延床面積5,900m2)および付帯施設の建設
工期
着工 2016年7月(予定) 運用開始 2017年6月(予定)
(3)第二期工事
概要
新研究棟に隣接する既存研究所建屋の改築および改造
工期
着工 2017年7月(予定) 運用開始 2018年6月(予定)
(4)投資額
約30億円

ご参考

(1)化学・プロセス研究所

所長
中林 亮
研究内容
プロセス化学、有機合成(高分子設計・合成)触媒化学、バイオ化学、 シリコーン化学を用いた化学品製造の革新的なプロセス開発・有機新素材の開発

(2)モノマー・触媒研究所

所長
角田 隆
研究内容
触媒(無機酸化物、金属、貴金属)、無機合成技術を用いた石化・モノマー系の触媒・製造技術の開発

以上