中国藍星(集団)との変性PPE樹脂事業の合弁契約締結について | 2016年度 | ニュース | 旭化成株式会社

プレスリリース

中国藍星(集団)との変性PPE樹脂事業の合弁契約締結について

2017年2月15日
旭化成株式会社

旭化成株式会社(東京都千代田区、社長:小堀 秀毅)は、中国化工集団公司(CHEMCHINA)傘下の中国藍星(集団)股份有限公司(中国北京市、CEO Michael Koenig、以下「藍星」)との間で、変性PPE(ポリフェニレンエーテル)樹脂「ザイロン」及びその原料であるPPEモノマー、ポリマーを一貫して中国国内で製造・販売する共同事業化に向け、このたび合弁契約を締結しましたので、お知らせします。今後、関連する各国競争法に基づく審査、合弁会社の設立を経た後に、共同事業の経済性を評価し、最終的に投資判断を行います。

1.背景、目的

当社グループの中期経営計画「Cs for Tomorrow 2018」では、マテリアル領域におけるエンジニアリング樹脂事業を重点戦略事業と位置付け、グローバルに展開するとともに自動車用途向け等での拡大を目指しています。中でも変性PPE樹脂「ザイロン」は、その特長が活かせる車載用電池部品や太陽光発電部品などの環境エネルギー用途で中国での今後の拡大が期待されています。当社はシンガポールで変性PPE樹脂の原料であるモノマーとポリマーを製造しており、グローバルで年産6.2万トンの「ザイロン」の能力を有しています。変性PPE樹脂の需要拡大が見込め戦略的に重要な中国市場で、さらなる事業拡大の可能性を検討してきました。

一方、藍星は、中国で唯一、PPEのモノマーとポリマーの製造・販売を行っており、需要拡大を睨んで能力の拡充及び変性PPE樹脂事業への参入を検討していました。今後、両社でPPEのモノマー、ポリマー、変性PPE樹脂を製造・販売する合弁事業を行うことで、両社は、藍星のPPEのモノマー・ポリマー技術と当社の変性PPE樹脂のコンパウンド技術及び用途開発力を融合し、成長していく中国市場において、さらなる事業拡大を図ります。そのため、競争法の審査完了後に両社で合弁会社を設立し、PPEのモノマー・ポリマーと変性PPE樹脂の製造設備建設を検討し、早期の投資決定を目指します。

2.今後のスケジュール

合弁会社の設立
2017年8月(予定)
最終的な投資判断
2018年3月(予定)

3.検討する製造設備の生産能力

PPEモノマー・ポリマー
3万トン/年(ポリマーベース)
変性PPE樹脂
2万トン/年

4.藍星の概要

社名
中国藍星(集団)股份有限公司
設立
1984年9月
代表者
任建新
売上高
500億人民元超(2016年)
事業内容
先端化学材料、ヘルスケア・栄養、工業サービス、基礎化学品
  • 変性PPE(ポリフェニレンエーテル)樹脂「ザイロン」
    フェノール、メタノールからモノマーとなる2,6-キシレノールを合成し、重合してPPEポリマーを製造、その上で他のポリマーやガラス繊維、難燃剤等と混練(コンパウンド)することで変性PPE樹脂となります。変性PPE樹脂は、耐熱性、難燃性、寸法安定性、機械的特性等に優れており、OA部品、自動車部品(リレーブロック、車載電池部品等)、太陽光発電用ジャンクションボックス、工業関連部品や電気電子部品(コネクター等)に使用されています。
  • シンガポールにおけるPPEのモノマー生産はAsahi Kasei Plastics Singapore Pte Ltd(旭化成100%出資、以下「APS」)が、ポリマー生産はPolyxylenol Singapore Pte Ltd(APS70%出資)が行っております。

ご参考

以上