プレスリリース

『旭化成・中国未来の星デザインイノベーション大賞』の創設について

2017年8月8日
旭化成株式会社

旭化成株式会社(本社:東京都千代田区、社長:小堀 秀毅)は、このたび、中国インターナショナルファッションウィーク委員会(以下、「委員会」)とともに、本年10月開催予定の中国インターナショナルファッションウィーク(北京コレクション)※1において『旭化成・中国未来の星デザインイノベーション大賞』を創設し、開催することを決定しましたのでお知らせいたします。

1.背景

当社では、2007年より2016年までの10年間『旭化成・中国ファッションデザイナークリエイティブ大賞』を開催し、中国トップ10ファッションデザイナーの中から年間2名を選出し、キュプラ繊維「ベンベルグ」※2を使用したコレクションの発表の場を提供してきました。

『旭化成・未来の星デザインイノベーション大賞』は、本年10月に開催される北京コレクションから当社が新しく創設する表彰です。中国における当社のブランド力向上と「ベンベルグ」の認知度向上を促進していくこと、また、人財育成を通じて中国ファッション業界へ貢献していくことを目的としています。

2.『旭化成・中国未来の星デザインイノベーション大賞』の概要

委員会にて中国国際大学生ファッションウィーク※3で受賞した35名から特に優れたデザイナー3名を選出します。受賞学生には北京コレクションにおいて「ベンベルグ」を使用した独自のコレクションを発表する機会が提供され、また、委員会とともに3名の受賞者を全面的にサポートし、共同コレクションの実施とともに座談会や素材の研修などを実施する予定です。

当社は、受賞学生に対し「ベンベルグ」の生地を提供し、日本での研修の場を設けるなどさまざまな支援をし、未来のファッションエリートの養成に寄与するとともに、モノづくりの側面から中国ファッション業界に長期的な貢献を果たすことを目指しています。

  • ※1中国インターナショナルファッションウィーク(北京コレクション)
    1997年から毎年3月(秋冬シーズン)と10月(春夏シーズン)に年2回北京で開催されている、中国を代表するファッションショー。2017年で20周年を迎え、これまで国内外デザイナーによる1,200回以上のコレクションが行われ、3,300名を超えるデザイナーとモデルが参加。当社は、2007年より『旭化成・中国ファッションデザイナークリエイティブ大賞』を創設し、中国トップテンファッションデザイナーを招聘して、この中から年間2人を特に優れたデザイナーとして選出し、旭化成の素材「ベンベルグ」を使用したコレクションの発表の場を提供してまいりました。
  • ※2「ベンベルグ」(中国名:宾霸)
    コットンリンターから生まれたキュプラ繊維のブランド名。世界のトップブランドで最高級裏地として採用されているだけではなく、高機能性とエコロジー性という素材特性を活かし、ファッション衣料のみならず、インナーウエア、スポーツウエア、寝装分野など、様々な用途分野で製品化されている。当社は1931年より製造を開始。現在では世界で唯一の製造販売者となっている。
  • ※3中国国際大学生ファッションウィーク
    2013年から毎年5月に北京で開催。北京コレクションと連携し、大学のファッション教育の成果を披露する場として活用されている。これまで国内外45大学から2,200名以上の優秀な学生が参画し、108回の卒業作品の発表、表彰が行われている。中国における大学と企業の連携を推進し、学生の起業支援や就職斡旋等の産学共同の機能も担っている。
  • 「ベンベルグ」は旭化成株式会社の登録商標です。

以上