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プレスリリース

排尿障害改善剤「フリバス」の中国における輸入薬品登録申請について

2017年6月5日
旭化成ファーマ株式会社

旭化成ファーマ株式会社(本社:東京都千代田区、社長:柴田 豊)は、排尿障害改善剤「フリバス」(一般名:ナフトピジル、以下「本剤」)について、前立腺肥大症に伴う排尿障害を効能・効果として、6月2日に中国における輸入薬品登録申請を行いましたのでお知らせします。

本剤は前立腺肥大症に伴う排尿障害治療専門のα1受容体遮断剤で、「前立腺肥大症に伴う排尿障害」を効能・効果として1999年2月より日本国内で販売しております。

当社は、本剤により中国における前立腺肥大症に伴う排尿障害の治療に新たな選択肢を提供できるものと期待しています。

製品概要

製品名
「福列」、「Flivas」(予定)
一般名
ナフトピジル(naftopidil)
効能・効果
前立腺肥大症に伴う排尿障害(予定)
剤形(含量)
錠剤(25mg、50mg)

用語解説

1.前立腺肥大症に伴う排尿障害

前立腺肥大症は、男性高齢者に多く発症する疾患で、膀胱の下にある尿道を取り囲む男性特有の臓器である前立腺が肥大する疾患です。前立腺肥大症を発症し尿道が圧迫される際に現れる、尿が出にくい、夜間頻尿などの不快な症状が前立腺肥大症に伴う排尿障害と呼ばれています。中国でも高齢化の進展に伴い患者数が急増しており、高齢者のQOL向上の観点から治療の重要性が増しています。

2.ナフトピジル(一般名)

前立腺肥大症に伴う排尿障害の発症に関与している前立腺・尿道のα1受容体を遮断することにより前立腺・尿道平滑筋の収縮を抑制するα1受容体遮断剤。尿道を広げて排尿障害による不快な症状を改善させる効果があります。

以上