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プレスリリース

関節リウマチ治療薬「ケブザラ皮下注」発売のお知らせ

2018年2月5日
旭化成ファーマ株式会社

旭化成ファーマ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:柴田 豊、以下「旭化成ファーマ」)は、本日、関節リウマチ治療薬「ケブザラ皮下注150mgシリンジ、同皮下注200mgシリンジ」(一般名:サリルマブ(遺伝子組換え)、以下「ケブザラ」)を発売しましたのでお知らせします。

「ケブザラ」はインターロイキン 6(IL-6)受容体に対するヒト型モノクローナル抗体で、関節滑膜での炎症に重要な役割を果たしていると考えられているIL-6の作用を抑制する薬剤です。「ケブザラ」はサノフィ株式会社(本社:東京都新宿区、以下「サノフィ」)とRegeneron社が共同で開発を行い、米国、カナダ、欧州では2017年に承認されています。日本ではサノフィが2017年9月27日、「既存治療で効果不十分な関節リウマチ」の効能・効果において製造販売承認を取得し、2017年11月22日に薬価基準に収載されています。

関節リウマチは、痛みや腫れを伴う自己免疫の異常による慢性の全身性炎症疾患であり、日本には70万人以上の関節リウマチ患者さんがいると言われています。現在は、メトトレキサートや生物学的製剤での早期の寛解導入を目指す治療が行われていますが、既存の治療では十分な効果が得られないケースもあり、新たな治療選択肢が必要とされています。旭化成ファーマは、関節リウマチ患者さんに新しい治療の選択肢を提供することで、日本の患者さんや医療関係者へ更なる貢献をしていきたいと考えています。

  • 厚生労働省 リウマチ・アレルギー対策委員会報告書 平成23年8月

「ケブザラ」の製品概要

製品名
「ケブザラ皮下注150mgシリンジ、200mgシリンジ」
一般名
サリルマブ(遺伝子組換え)
効能・効果
既存治療で効果不十分な関節リウマチ
用法・用量
通常、成人にはサリルマブ(遺伝子組換え)として1回200mgを2週間隔で皮下投与する。なお、患者の状態により1回150mgに減量すること。
製造販売元
サノフィ株式会社
発売元
旭化成ファーマ株式会社
承認日
2017年9月27日
薬価収載日
2017年11月22日
発売日
2018年2月5日
薬価
150mg 1シリンジ 45,467円
200mg 1シリンジ 60,329円
  • 150mgシリンジ

  • 200mgシリンジ

以上