プレスリリース
米国Erickson Framing Operations LLCの買収について
2018年11月5日
旭化成ホームズ株式会社
旭化成ホームズ株式会社(本社:東京都新宿区、社長:川畑 文俊、以下「当社」)は、当社の米国子会社を通じて、戸建住宅ビルダーへのプレハブ建築部材の提供を行うErickson Framing Operations LLC(本社:米国アリゾナ州、CEO:Rich Gallagher、以下「Erickson社」)を買収することを決定し、11月2日(米国東部時間)に契約締結が完了しましたのでお知らせします。
本件は、Erickson社を100%保有するErickson Framing Holdings LLCとの間で合意したものです。
1.背景等
1)買収の背景
当社は、戸建住宅「ヘーベルハウス」の建築請負事業を中心とする既存事業のさらなる拡大とともに、新たな分野・ビジネスモデルにおける新規事業の創出・確立を推進しています。新規事業の柱の1つに位置付ける海外事業では、昨年、豪州の住宅会社McDonald Jones Homes Pty Ltdと資本提携しました。また、当社の特長や強みを活かした事業をさらに推進するため、北米での展開についても検討してきました。
2)買収の狙い
Erickson社は、米国において、木造戸建住宅の壁や屋根をパネル化し製造・販売・施工する部材サプライヤーで、戸建ビルダーへの供給を年間3,000棟相当以上行う企業です。米国の住宅建築においては、現場で木材を組み立てることが多い中、同社はパネル化した部材を用いることで施工の合理化を図ることに強みがあります。一方、当社は日本国内において「ヘーベルハウス」の建築請負事業を通じ、工業化による高品質で高付加価値な住宅の提供を行ってきました。米国では、現在慢性的な職人不足と資材価格の上昇により建設費が高騰しており、コスト削減と建築現場合理化のニーズがますます高まっています。当社の持つ「ヘーベルハウス」の「工業化」ノウハウにより、Erickson社の製造・施工のさらなる合理化を実現し、米国住宅市場における新たな価値の創出を目指していきます。
2.今後の流れ
本買収は、米国競争法当局への届出等の必要な手続きを経て、クロージングとなる予定です。クロージング確定次第、詳細をお知らせします。
Erickson社の会社概要
- 商号
- Erickson Framing Operations LLC
- 代表者
- Rich Gallagher
- 本店所在地
- 米国アリゾナ州チャンドラー市
- 設立
- 1975年
- 従業員数
- 1074名(2018年10月末時点)
- 事業内容
- アリゾナ州、カリフォルニア州、ネバダ州での壁・屋根パネル等の工業化製品およびドアの製造・販売・施工
以上