• プレスリリース

排尿障害改善剤「フリバス®」の中国における新薬承認取得について

2020年6月2日
旭化成ファーマ株式会社

旭化成ファーマ株式会社(本社:東京都千代田区、社長:青木 喜和)は、5月20日に中国において前立腺肥大症に伴う排尿障害改善剤「フリバス®」(一般名:ナフトピジル、以下「本剤」)の新薬承認を取得しましたのでお知らせします。
本剤は前立腺肥大症に伴う排尿障害治療専門のα1受容体遮断薬で、日本では1999年2月より販売しています。

近年、中国においても高齢化の進展に伴い前立腺肥大症に伴う排尿障害患者数が増加しており、患者さんのQOL(生活の質)向上の観点から、排尿障害の治療の重要性が増しています。当社は、本剤により中国における排尿障害の治療に新たな選択肢を提供できるものと期待しています。

製品概要

製品名
福列®、Flivas®
一般名
ナフトピジル(naftopidil)
効能・効果
前立腺肥大症に伴う排尿障害
用法・用量
通常、成人にはナフトピジルとして1日1回25mgより投与を始め、効果が不十分な場合は1〜2週間の間隔をおいて50〜75mgに漸増し、1日1回食後経口投与する。なお、症状により適宜増減するが、1日最高投与量は75mgまでとする。
剤形(含量)
錠剤(25mg、50mg)

用語解説

  • 前立腺肥大症に伴う排尿障害
    前立腺肥大症は、男性高齢者に多く発症する疾患で、膀胱の下にある尿道を取り囲む男性特有の臓器である前立腺が肥大する疾患です。前立腺肥大症を発症し尿道が圧迫される際に現れる、尿が出にくい、夜間頻尿などの不快な症状が「前立腺肥大症に伴う排尿障害」と呼ばれています。
  • ナフトピジル(一般名)
    前立腺肥大症に伴う排尿障害の発症に関与している前立腺・尿道のα1受容体を遮断することにより前立腺・尿道平滑筋の収縮を抑制するα1受容体遮断薬。尿道を広げて排尿障害による不快な症状を改善させる効果があります。

以上