• プレスリリース
  • サステナビリティ

旭化成グリーンボンド発行に関するお知らせ

2020年5月11日
旭化成株式会社

旭化成株式会社(本社:東京都千代田区、社長:小堀 秀毅、以下「当社」)は、国内市場において公募形式によるグリーンボンド(無担保普通社債)の発行(以下、本発行)を予定しておりますのでお知らせいたします。

1. 本発行の背景

当社グループは、「健康で快適な生活」「環境との共生」の実現を通して、社会に新たな価値を提供することをグループビジョンとして掲げ、自然環境や地域社会との調和を図りながら事業活動をおこなってまいりました。

2019年度からの3カ年の中期経営計画「Cs+(シーズプラス) for Tomorrow 2021」では、「サステナビリティ」を経営の重点要素と位置づけ、Care for Earthのキーワードの下、更に取り組みを加速しているところです。その中で、当社は再生可能エネルギーの長期的な活用に向け、宮崎県延岡地区の工場群に電力を供給している水力発電所設備の更新と能力向上を実施しています。再生可能エネルギーは地球環境改善に資するものであることから、地球環境に対する当社の姿勢をより明確に示すために、この度、工事資金をグリーンボンドの発行により調達し、工事を推進することとしたものです。

2. グリーンボンドの概要

発行体 旭化成株式会社
発行年限 5年(予定)
発行額 100億円(予定)
発行時期 2020年6月以降(予定)
資金使途 当社が所有する水力発電設備の改修工事
主幹事証券会社 野村證券株式会社、大和証券株式会社、みずほ証券株式会社、SMBC日興証券株式会社
グリーンボンド・ストラクチャリング・エージェント※1 野村證券株式会社

その他詳細は決定後にお知らせします。

  • ※1 グリーンボンド・ストラクチャリング・エージェント:
    グリーンボンドのフレームワークの策定およびセカンドオピニオン取得の助言等を通じて、グリーンボンドの発行支援をおこなう者。

3. グリーンボンド フレームワークの策定および外部評価(セカンドオピニオン)の取得について

グリーンボンドの発行にあたって、国際資本市場協会(ICMA)のグリーンボンドガイドラインに定められている4つの要素(1.調達資金の使途、2.プロジェクトの評価と選定、3.調達資金の管理、4.レポーティング)に関する方針を記載した「旭化成グリーン・ボンド・フレームワーク」を策定しました。
グリーンボンドの適合性評価については、国際資本市場協会(ICMA)による「グリーンボンド原則2018」および環境省「グリーンボンドガイドライン2020年度版」に適合している旨、第三者機関であるSustainalyticsから適合性に関するセカンドパーティ・オピニオン※2を取得しております。
また、本社債の発行にあたって第三者評価を取得することに関し、環境省の「平成31年度グリーンボンド発行促進体制整備支援事業」の補助金交付対象となっております。

  • ※2 Sustainalyticsによるセカンドパーティ・オピニオン:
  • 日本語
  • 英語

4. 資金使途について

本グリーンボンドは、当社が所有する五ヶ瀬川発電所および馬見原発電所、二カ所の水力発電所※3の改修工事費用を対象としています。
当社は現在、大正時代に建設した水力発電所による電気を当社延岡地区の工場群へ送電し、事業活動に活用しています。今回の改修工事は、老朽化および耐震性の点から、寿命が到来しつつある水力発電設備を更新し、あわせて高効率化することにより、今後数十年から百年に亘る、再生可能エネルギーの更なる利用を実現するものです。当社はこれからもクリーンなエネルギーの積極的活用を継続することで、自然環境に配慮した事業活動をおこない、持続可能な社会の実現に貢献していきます。

以上