• プレスリリース

Sage社による米国Adient社の自動車内装ファブリック事業の買収完了について

2020年10月1日
旭化成株式会社

旭化成株式会社(本社:東京都千代田区、社長:小堀秀毅)の子会社であるSage Automotive Interiors, Inc. (本社:米国サウスカロライナ州、CEO:Dirk Pieper、以下「Sage社」)は、2020年3月6日にお知らせしましたとおり、大手自動車シートサプライヤーの米国Adient社の自動車内装ファブリック事業を約175百万米ドル(約188億円)で買収する契約を締結し、買収実行に向けた手続きを実施していましたが、関係するすべての規制当局の承認を受け、米国時間2020年9月30日に買収を完了しましたことをお知らせします。

  • 1米ドル=107.36円(日本時間3月5日付為替レート)で換算

米国Adient社の自動車内装ファブリック事業の買収(以下「本買収」)により、Sage社はAdient社の自動車内装ファブリック事業が持つ欧州を中心としたマーケティング・生産・開発機能とSage社の事業を組み合わせることで、最大の自動車内装ファブリック市場であり、また自動車市場の最先端のトレンド発信拠点である欧州市場のさらなる深耕が可能となります。本買収によるシナジーとして、Sage社は以下の実現を目指します。

  • a)最適なグローバル生産基盤の構築
  • b)欧米有望OEM商権を相互補完
  • c)フル製品ラインアップ(ファブリック・スエード・合成皮革)

旭化成グループとしては、Sage社の地域戦略・素材戦略をグローバルに推進することを通じて、カーシートファブリックサプライヤーとしてマーケットリーダーの地位を確固たるものとし、各地域における自動車メーカーとの関係を強化することが、グループ全体の自動車分野における事業拡大に繋がると考えております。
Sage社は、今後も引き続き自動車内装材分野でグローバルリーディングサプライヤーの地位を維持していくために、欧州市場への拡大を目指します。
なお、本買収の背景と目的の詳細については、2020年3月6日付のプレスリリースを参照ください。
『Sage社による米国Adient社の自動車内装ファブリック事業の買収について』

以上