2021年 年頭所感 「2021年のキーワードは“変革”」 | 2020年度 | ニュース | 旭化成株式会社
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2021年 年頭所感 「2021年のキーワードは“変革”」

2021年1月5日
旭化成株式会社
代表取締役社長 小堀 秀毅

あけましておめでとうございます。

昨年10月に延岡の旭化成エレクトロニクスの工場で発生した火災では近隣住民の皆さま、お客さま、関係企業の皆さま、関係当局をはじめとする多くの方々にご心配、ご迷惑をおかけいたしました。改めて深くお詫び申し上げます。また、製品供給体制の構築にご尽力いただいている関係者の皆さまに心より感謝いたします。引き続き、火災の原因究明と製品供給体制の構築に、関係者の皆さまにご協力を仰ぎながら努めてまいります。

さて、年頭にあたり従業員の皆さんにお話をします。新型コロナウイルスは世界的にも予断を許さない状況が続いています。これまで同様、皆さん自身も自らの健康、安全は自分自身で守ること、職場からクラスターを出さないこと、そして仲間の安全をみんなで力を合わせて守っていくことを念頭に、一人ひとりが自律性、主体性を持って取り組んでいただくようお願いします。職場をはじめ周囲の仲間と引き続き丁寧なコミュニケーションを重ね、コネクト(団結)し、従業員一丸となってこの難局に対処するために全力を尽くしていきましょう。

中期経営計画「Cs+for Tomorrow 2021」では、”Care for People, Care for Earth(人と地球の未来を想う)”という姿勢を掲げています。昨年来、環境の変化は激しいですが、現中計の最終年度となる2021年度もこの姿勢に変わりはありません。そして「マテリアル」「住宅」「ヘルスケア」の3領域で社会的な要請であるサステナビリティ(=持続可能な社会の実現)に貢献し続けることで、旭化成グループは発展・成長していくという基本方針も変わりません。
旭化成グループは創業以来、時代に合わせポートフォリオの転換を図り、変化する社会へ柔軟かつダイナミックに対応し、新たな価値を提供し続けた歴史を持っています。そして来年、当社はいよいよ創業100周年を迎えます。この大きな節目を機に、未来のあるべき姿を皆さんと一緒に描き、その姿を実現するための施策を構築していきます。そのための重要な一歩となるのが2022年度から始まる次期中期経営計画です。今年は、次期中計が良い形でスタートダッシュを切れるよう、その準備をしっかりと整える重要な年となります。

2021年は、今後の事業戦略構築のベースとなる以下の3つの取り組みを強力に推進していきます。

  • 1)「サステナビリティ」の実現に向けた取り組みを着実に実行
    気候変動対策やカーボンニュートラルへの取り組みなど、環境・エネルギー分野への貢献がいっそう求められています。脱炭素社会や水素社会の実現に向けて、当社グループだけで成し遂げるのではなく、アルカリ水電解水素製造やCO2関連技術といった当社の強みを活かしたうえで、社外とのコネクトを今まで以上に強く推進し、挑戦し、新たな社会価値創造に向けて邁進していきましょう。また、レジリエントな住まいや健康・安全なくらし、人の命を守るという視点でサステナビリティを追求していきましょう。
  • 2)DX(デジタルトランスフォーメーション)のさらなる進化・加速
    新型コロナウイルスの影響で世界ではデジタル化が急速に進んでいます。当社グループの強みである多様性を活かしてビジネスモデルを変革し、価値を創造していくためにDXの推進は必須です。その加速のために本日、東京・田町に新しい実験室(デジタル共創ラボ「CoCo-CAFE」)を開設し、デジタル人財を集結させ、研究・開発、生産、販売、ビジネスモデル構築など各機能におけるDXの加速を目指します。今後はグループ横断組織の設置や2030年を見据えたDXビジョンを制定していきます。
  • 3)「働きがい改革」の実行
    生き生きと働ける環境づくりを通じて、皆さん一人ひとりが”We want to work together(みんなと一緒に働きたい)”という想いをもって、事業を通じた社会貢献の担い手であることを実感できるような会社をつくっていきます。実現に向けて制度やルール改革にも取り組んでいきますので、皆さんも自らの目標を考え、達成に必要な専門性を身につけていくように心がけてください。

2021年のキーワードは“変革”です。環境変化への危機感を持つと同時に変化はビジネスのチャンス、業務改善のチャンスと捉え、これまでの延長ではなく、当社グループの良さを大切にしつつも、一人ひとりの成長と今後のグループの価値向上に向けて、大胆に挑戦し“変革”していきましょう。

以上