デジタル共創ラボ「CoCo-CAFE」オープンのお知らせ
~社内外の連携を強化し、DX推進を加速~
2021年1月5日
旭化成株式会社
旭化成株式会社(本社:東京都千代田区、社長:小堀 秀毅、以下「当社」)は、デジタルトランスフォーメーション(以下「DX」)のさらなる加速を目指し、デジタル共創ラボ「CoCo-CAFE」(所在地:東京都港区芝浦三丁目1番1号)を1月5日にオープンしたことをお知らせします。
1. デジタル共創ラボ「CoCo-CAFE」について
当社グループは、DX推進をさらに加速するためには、社内外の知恵を“Connect”し、価値を共創していくことが極めて重要であると認識しています。「CoCo-CAFE」では、マーケティング、R&D、生産技術各部門のデジタル人財を集結させ、社内外の交流を促進し、DX基盤の強化とビジネスの創出を目指します。具体的には以下のような活動の場としていきます。
- (1)挑戦・共創の場
当社グループのデジタルプロフェッショナル人財とビジネスリーダーが集いビジネスの創出に挑戦し、また産学官のさまざまな社外のパートナーの皆さまとの共創の場として活用していきます。 - (2)デジタル技術の高度な活用・検証・体験の場
サイバー空間とフィジカル空間を高度に融合させたデジタルツイン環境を整備し、海外の工場を日本から遠隔で運転支援するなど、デジタルを活用した新しいビジネススタイルを開発・検証していく場としていきます。また、デジタル技術を用いたさまざまなデモ装置を設置しそれを体験することで、新たな価値につながるアイデアを創出していきます。 - (3)DX人財育成の場
DXの推進においては、デジタルプロフェッショナル人財の育成だけでなく、全従業員へのDX教育が重要であるとも考えています。当社グループ内の人財を「旭化成DXインターンシップ」として本拠点に受け入れ、教育を実施することにより、DX人財を計画的に育成・拡充していきます。
CoCo-CAFE:Communication&Concentration–Creative,Agile,Flexible,and Evolving
2. 旭化成グループのDX推進の全体像
当社グループは、マテリアル、住宅、ヘルスケアの3領域で事業展開しており、多様な事業・技術・人財から生じるデータを基に、バリューチェーンのさまざまなステージにおいてデジタルを活用することで新しい価値提供の機会が広がっていくと考えています。
また、当社グループがDXを活用できるシーンは、研究開発、生産、品質管理、設備保全、マーケティング、事業戦略、新事業の創出など幅広く存在します。デジタル人財の育成やDXを推進する場・空間の提供に加え、従業員の意識も変革しながら、DXの取り組みを「基盤強化(DXリーダー・デジタル人財の育成、働きがい向上)」と「事業高度化・変革(生産、R&D、事業戦略、新規事業創出)」の両輪でステージアップしていきます。
3. DX推進のための今後の取り組みについて
2021年はDXのさらなる加速に向けて、「CoCo-CAFE」のオープンに加え、以下のアクションを計画しています。
- (1)グループ横断のDX新組織設置を構想
多様な事業・技術・人財を活用し、グループ全体のDXを加速させていくために新組織設置の準備を進めています。新組織はグループ横断の活動、社内外との連携などにより今までにない価値の創出を目指すものです。 - (2)DXビジョンの策定
当社グループではDXを活用して、ビジネス変革を加速するために、2030年を見据えたDXビジョン策定の準備を進めています。
上記、新組織の設置を含め、社内外への公表を予定しています。
2021年はDX推進を加速し、新しいビジネスの創出にグループ一丸となって挑戦していきます。
以上