第4回インフラメンテナンス大賞「優秀賞」受賞 | 2020年度 | ニュース | 旭化成株式会社
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第4回インフラメンテナンス大賞「優秀賞」受賞

2021年1月8日
旭化成株式会社

旭化成株式会社(本社:東京都千代田区、社長:小堀 秀毅、以下「当社」)は、第4回インフラメンテナンス大賞にて、以下のテーマにおいて、経済産業省「優秀賞」を受賞しましたので、お知らせいたします。

インフラメンテナンス大賞は、2016年より国土交通省、総務省、文部科学省、厚生労働省、農林水産省、防衛省が、日本国内におけるインフラのメンテナンスに関わる優れた取り組みや技術開発を表彰するもので、今回より経済産業省も実施をしています。

  • オンライン形式による表彰式の様子
    オンライン形式による表彰式の様子

受賞テーマ

化学会社各社の設備データ共有化とそれを基にした保温材下腐食の発生予測モデル開発

受賞概要

長期使用している化学プラントでは、保温材で覆われた鋼製の化学装置の外面から腐食(Corrosion Under Insulation、以下「CUI」)が発生します。それによる事故抑制が、各社共通の重要な課題です。この腐食発生を精度良く予測できれば、検査の合理化や設備の信頼性向上ができます。この課題を解決するために、多くの化学会社から過去に実施したCUI検査等のデータを多量に収集し、解析して、使用条件からこのCUI発生可能性を予測する方法を開発しました。また、その方法をWeb上で公開し、設備の管理に活用できることを実証しました。

  • CUI検査用の蒸留塔の足場例
    CUI検査用の蒸留塔の足場例
  • 保温材剥離後の配管例
    保温材剥離後の配管例

受賞理由

当社が石油化学工業会所属の化学会社の賛同を得て、CUIについて検査結果を含む設備データを多量に収集し、それを解析することにより高精度のCUI発生予測モデルを開発しました。また、そのモデルをソフト化してWeb上で各社に公開し、モデル活用するシステムの実証を行いました。

 

取り組みのポイント

  • この検討の主旨に石油化学工業協会に所属する多くの企業(最大16社)の賛同を得て、CUI検査結果と関連情報の多量のデータを収集できたこと。
  • 当社内の専門のデータ解析グループの協力により、高精度のCUI発生可能性予測モデルを開発できたこと。
  • 開発したCUI予測モデルをソフト化してWeb上のプラットフォームを介して各社に公開し、活用できるシステムとして実証できたこと。

当社は、今回の受賞を糧に、引き続き業界他社と協力して、デジタル技術の活用により設備信頼性の維持、向上に尽力してまいります。

謝辞

以上の検討は、石油化学工業協会所属各社の参画のもと、2016年度に経済産業省委託事業、2017~2020年度に新エネルギー・産業総合開発機構(NEDO)の研究開発事業として推進されたものです。石油化学工業会所属各社、経済産業省およびNEDOに感謝申し上げます。

以上