ウイルス除去フィルター「プラノバ™ BioEX」紡糸能力を倍増 | 2021年度 | ニュース | 旭化成株式会社
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ウイルス除去フィルター「プラノバ™ BioEX」紡糸能力を倍増

2021年7月14日
旭化成メディカル株式会社

旭化成メディカル株式会社(本社:東京都千代田区、社長:住吉 修吾、以下「当社」)は、ウイルス除去フィルター「プラノバ™ BioEX」の需要急増に対応して、供給体制を強化するため、プラノバ大分工場において同製品に使用する中空糸の生産能力を倍増することを決定しましたので、お知らせいたします。

当社は、バイオ医薬品※1や血漿分画製剤※2といった生物学的製剤※3の製薬プロセスにおけるウイルス除去フィルター「プラノバ™」や、装置の製造・販売、バイオセーフティ試験受託サービスを中心としたバイオプロセス事業※4を成長エンジンの一つと位置づけています。1989年に、世界で初めて生物学的製剤からウイルスを除去するために開発されたセルロース製中空糸型フィルター「プラノバ™」は、ウイルスろ過業界のリーダーとしての確固たるポジションを有しています。2009年にはより高いタンパク質濃度領域においても高効率なろ過性能を持つ親水化ポリフッ化ビニリデン(PVDF)製中空糸型ウイルス除去フィルター「プラノバ™ BioEX」を上市し、生物学的製剤の安全性の向上に貢献してきました。

新型コロナウイルスのパンデミック下において、製薬会社における抗コロナ製剤の開発および商業生産化へのニーズが急速に高まり、生物学的製剤の生産に必要なウイルス除去フィルターの需要も急増しています。この状況を踏まえ、大分県大分市に所在する「プラノバ™ BioEX」の紡糸工場を増強し、2022年度第3四半期から商業生産の開始を予定しています。

また、「プラノバ™」の生産においても、2019年に宮崎県延岡市にて竣工したプラノバ紡糸工場の垂直立ち上げをはじめとした、増員増産体制の強化施策が順調に進んでいます。

当社は、今後も積極的に研究開発、設備投資を行い、革新的かつ信頼性に優れたバイオプロセス製品、装置および学術コンサルテーションを安定的に提供し、患者さまが安心して使用できる医薬品を、生物学的製剤メーカーが安全かつ効率的に製造することに貢献します。

  • ウイルス除去フィルター「プラノバ™」製品群
    ウイルス除去フィルター「プラノバ™」製品群

用語解説

  • ※1バイオ医薬品遺伝子工学、細胞培養などのバイオテクノロジーを利用して生産されるペプチドやタンパク質を有効成分とする医薬品。インターフェロン、成長ホルモン、エリスロポエチン、各種モノクローナル抗体などがある。
  • ※2血漿分画製剤血漿から精製して得られる治療に有益なタンパク質製剤で、感染症の治療に用いるグロブリン、血友病などの治療に用いられる血液凝固第VIII因子などの血液凝固因子製剤などがある。
  • ※3生物学的製剤ヒトおよび動物などの生物由来成分を原料とした医薬品。
  • ※4バイオプロセス事業生物学的製剤の製造プロセス(バイオプロセス)で使用される分離剤、膜、装置、およびそれらを組み合わせたシステムを取り扱う事業。

以上