旭化成グループのカーボンニュートラルに向けた方針について
2021年5月25日
旭化成株式会社
旭化成株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:小堀秀毅、以下「当社」)は、このたびカーボンニュートラルに向けた方針を新たに定めましたので、お知らせします。
1. 背景
当社グループは「世界の人びとの“いのち”と“くらし”への貢献」をグループの理念として追求しています。そのうえで地球温暖化に関しては、自然環境や社会に大きな影響を与える世界の課題としてかねてより認識しております。しかしながら、COVID-19の感染拡大により世界レベルで経済・社会活動が停滞したにもかかわらずGHG(温室効果ガス)の排出量は大きく減少せず、その後活動再開により再び増加に転じた事実は、地球温暖化対策の難しさを一段と明らかにしており、取り組みをさらに加速させる必要があると考えています。
そこで当社グループは、このたびカーボンニュートラルに向けた方針を新たに定め、グループ理念の追求を強化することといたしました。
2. 方針
当社グループは、GHG排出量※1目標を以下のとおりとします。
2050年:カーボンニュートラル(実質排出ゼロ)を目指す
2030年:GHG排出量の30%以上の削減を目指す(2013年度対比)
- ※1Scope1(自社によるGHGの直接排出)
Scope2(他社から供給された電気・熱・蒸気の使用に伴う間接排出)の絶対量。
当社グループはこれまで、売上高あたりのGHG排出量(排出原単位)の削減を目標としていましたが、カーボンニュートラルへの道筋をより明確にするため、排出「絶対量」削減の目標に改めました。
当社グループでは、地球温暖化対策には、上記の自社事業活動に伴うGHG排出量の削減に加え、多様な技術と事業をもって、社会のGHG排出量の削減に貢献することが重要と考えています。そのため、本年4月には社長直轄のプロジェクトとして「グリーンソリューションプロジェクト」を発足させ、社会のカーボンニュートラルに向けた新たな事業創出の検討を開始しました。
当社グループは「Care for Earth」※2の視点から、- ①自社事業活動で排出されるGHG量の削減
- ②事業/技術による社会のGHG量削減への貢献
の両面で地球温暖化問題にグループを挙げて取り組んでまいります。
- ※2中期経営計画“Cs+ for Tomorrow 2021”では、人と地球の持続的な発展に貢献し続けていく当社グループの姿勢を、「Care for People, Care for Earth(人と地球の未来を想う)」と表現しています。
- カーボンニュートラルに向けた取り組みのポイント
以上