旭化成 セルロース連続長繊維不織布「ベンリーゼ®」が海洋生分解性を証明する国際認証「OK biodegradable MARINE」を取得
~サステナブルな用途開発を推進~
2021年6月23日
旭化成株式会社
旭化成株式会社(本社:東京千代田区、社長:小堀 秀毅、以下「当社」)は、2021年1月に、セルロース連続長繊維不織布「ベンリーゼ®」において海洋生分解性を証明する国際認証「OK biodegradable MARINE」を取得しましたのでお知らせします。
また、「ベンリーゼ®」はサステナブルな素材として注目されており、海外の需要が高まっています。グローバル市場で競争力を高め、全ての用途分野およびエリアでブランドイメージの統一と、ブランド価値向上を図るため、このたび、ブランドロゴ、タグライン、ウェブサイトを刷新しました。
「OK biodegradable MARINE」は、バイオプラスチック※1の採用を積極的に進める欧州で認知された、TÜV AUSTRIA BELGIUM NV※2により与えられる海洋生分解性を証明する国際認証です。「ベンリーゼ®」は、コットンリンターを100%原料としていることや化学薬品の管理など環境に配慮した生産技術により、既に取得している国際認証「OK compost INDUSTRIAL」※3、「OK compost HOME」※4、「OK biodegradable SOIL」※5に加え、今回で4つ目の生分解性認証取得になります。
「ベンリーゼ®」はコットンリンター(綿実の周りの産毛)を原料とする連続長繊維不織布で、当社が世界で唯一製造しています。吸液性や保液性に優れており、原料由来の環境適合性と不純物の少なさから、フェイスマスクや消毒用ウェットワイパーなどの幅広い用途で展開されています。このたび海洋生分解性の認証を取得したことにより、当社は「ベンリーゼ®」のさらなる用途拡大を目指していきます。
当社は今後もサステナブルな社会の実現に貢献すべく、環境配慮型素材の進化に向け技術開発を推進していきます。
- ※1 バイオマスプラスチック(再生可能な有機資源由来の物質を含む原料より、化学的または生物学的に合成することにより得られる高分子材料)と、生分解性プラスチック(微生物の働きにより分子レベルまで分解し、最終的には二酸化炭素と水となって自然界へと循環していく性質を持つ高分子材料)の総称。
- ※2 世界20か国以上で事業を展開している国際的な認証機関:https://www.tuv-at.be/green-marks/
- ※3 都市型ごみ処理場での生分解性を証明する国際認証
- ※4 一般家庭のコンポストでの生分解性を証明する国際認証
- ※5 土壌中での生分解性を証明する国際認証
「ベンリーゼ®」のブランドロゴ、タグライン、ウェブサイトの刷新について
新ブランドロゴ
新しいブランドカラー『Bemliese Blue』は「ベンリーゼ®」の持つ吸水性・保水性や不純物の少ないクリーンさなどを表現しています。
新ブランドタグライン:Pure Possibilities, Now
ピュアでサステナブルな不織布「ベンリーゼ®」によってお客様が今すぐ手にすることができる無限の可能性を表現しました。
新ウェブサイト
「ベンリーゼ®」のブランドカラーであるブルーと白を基調に、素材としてのピュアさ、地球や人へのやさしさとともに親しみやすさを感じさせるデザインにリニューアルしました。
これまでにベンリーゼ®がお客様と築いてきた成功事例(サクセスストーリー)を織り交ぜながら、お客様と一緒に新たなビジネスチャンスをつかむ頼れるパートナーであることを訴求します。
以上