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千代田区との「換気による新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止に関する連携協定」について

「千代田区新しい日常店」で配布したCO2センサーを活用し「換気OKキャンペーン」を実施

2021年12月6日
旭化成株式会社

旭化成株式会社(本社:東京都千代田区、社長:小堀 秀毅、以下「当社」)は、東京都千代田区(以下「千代田区」)と換気による新型コロナウイルス感染症拡大防止に関する連携協定を12月15日に締結します。千代田区独自の取り組みである「千代田区新しい日常店」で設置したCO2センサーを活用し、認証店の換気管理を推進することにより、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止を目指します。
連携協定の締結に伴い、千代田区が認証店へ配布したCO2センサーを活用しCO2濃度1,000ppm以下の換気管理が行われている店舗の情報を広く一般に向けて発信することで集客を支援する「換気OKキャンペーン」(以下「本キャンペーン」)を実施します。

1. 背景

CO2センサーで密閉・密集の状況をモニタリングすることにより、適切な換気を管理できることは広く知られています。厚生労働省のウェブサイトでも「室内の二酸化炭素濃度が1,000ppmを超えていないか」という基準が必要換気量を確認する方法として有効とされています。

千代田区は2020年8月から、新型コロナウイルス感染症対策を講じている飲食店等を支援するために独自の「千代田区新しい日常店」認証制度を作成しました。2021年5月からは、認証店への感染拡大防止の取り組みを支える活動の一環として、当社のCO2センサーを認証店へ無償配布し店舗の換気管理を推奨しています。
このたび当社は、認証店へ配布されたCO2センサーから得られるCO2濃度の情報を、飲食店利用者が相互利用できるサービスを提供します。

2. 「換気OKキャンペーン」の内容

当社が主催し、千代田区が協賛する本キャンペーンでは「千代田区新しい日常店」で設置したCO2センサーを活用することで、認証店における換気管理の推進と、さらなる集客支援を行います。
飲食店利用客がスマートフォン等に当社が提供する無償アプリ「換気View」をインストールし、店内のCO2センサーと接続することで、その場のCO2濃度が確認できます。また、本キャンペーンに参加した飲食店は、参加登録時に申請した店舗名とCO2濃度がアプリ画面に併せて表示されます。
さらにCO2濃度が1,000ppm以下の場合のみ画面に表示される換気OKボタンをタッチすることで店舗の換気情報をアプリ内のCO2マップに共有することができ、店舗がしっかり換気管理を行っていることを確認可能です。
また、センサーから離れていてもCO2マップは閲覧可能なため共有済みの飲食店CO2濃度を事前に確認することで、飲食店利用客は換気管理ができている店を選ぶことができます。
CO2マップの機能は12月13日にリリース予定で、キャンペーン期間は2021年12月から2022年3月末を予定しています。

  • 無償アプリ「換気View」画面
    無償アプリ「換気View」画面

  • アプリ内CO2マップ
    • 換気OKボタンをタッチするとその飲食店のCO2濃度がマップへ共有されます。

3. 当社のCO₂センサーについて

当社のCO2センサーは、スマートフォンやタブレット等のスマートデバイス(iOS/Android)と組み合わせて使用し、周囲のCO2濃度をスマートデバイスに表示します。
旭化成のグループ会社であるSenseair AB(本社:スウェーデン デルスボ市)が製造した超低消費電力を特長としたCO2センサーモジュールを使用しており、内蔵バッテリーで約1年間作動します。本体には配線がないため、工事不要でどこにでも設置ができ、状況に応じて再配置することも非常に容易です。
アプリケーションは標準版(無償)とPRO版(有償)の2つがありますが、本キャンペーンには標準版(無償)を使用します。

  • CO₂センサー
    CO₂センサー

参考

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  • 飲食店提示用ポスター
    飲食店提示用ポスター

以上