キュプラ繊維「ベンベルグ®」の創業90周年およびリブランディングについて | 2021年度 | ニュース | 旭化成株式会社
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キュプラ繊維「ベンベルグ®」の創業90周年およびリブランディングについて

2021年12月14日
旭化成株式会社

旭化成株式会社(本社:東京都千代田区、社長:小堀 秀毅、以下「当社」)は、キュプラ繊維「ベンベルグ®」が、本2021年、創業90周年を迎えたことをお知らせいたします。また、90周年を機に同ブランドのリブランディングを実施します。

1. 90周年について

(1)キュプラ繊維「ベンベルグ®」について
「ベンベルグ®」は当社が世界で唯一、宮崎県延岡市で生産するキュプラ繊維のブランド名です。「ベンベルグ®」は、シルクのような美しい光沢と滑らかな肌触りに加え、吸放湿性や接触冷感といった機能性を持ち、裏地、民族衣装、アウター、インナー等、様々な地域・用途で使用されています。また綿実油を生産する時の副産物であるコットンリンターを原料に、環境に配慮したプロセスで生産されており、生分解・堆肥化するサーキュラリティをもった環境配慮型素材です。
(2) 90年の歩み

「ベンベルグ®」は社会情勢や時代のファッションニーズに柔軟に対応しながら事業を発展させてきました。これは、原料から原糸製造、糸加工、織り、編み、染色に至るすべての工程で、価値観を共有するパートナー企業様と連携し、用途開拓と商品開発を行うことで皆さまに貢献してきた歴史でもあります。

1931年
「ベンベルグ®」生産開始
'40s
トリコット用原糸生産開始
'50s
先染め裏地用「ベンベルグ®」原糸本格投入開始、業界初「チョップ(委託加工生産)制度」スタート
'60s
短繊維製造開始、衣料・資材分野拡大(織ネーム、金銀糸、植毛、手芸糸他)
'70s
「ベンリーゼ®」(不織布)、ハローファイバー(人工腎臓用中空糸)生産開始
'80s
フィブリル加工素材(シェゼール)の開発によりアウター分野へ進出
'90s
ライニング研究所設立、ハンク糸製造停止
'00s
機能素材(インナー)展開、他社「ベンベルグ」生産終了、旭化成が唯一の生産メーカーとなる
  • 独JPベンベルグ®社の技術を継承する会社が、旭化成を含め複数社存在した
'10s
インドにおける取り組みでビジネス行動要請(Business Call to Action: BCtA)参加
GRS(Global Recycled Standard)認証を取得
2021年
「ベンベルグ®」創業90周年
(3)これからの100年に向けて
「ベンベルグ®」はこのたびの90周年、さらに次の100周年を見据えて、2050年のカーボンニュートラル達成に向けた施策の実行や、原料調達におけるトレーサビリティの強化、サプライチェーン全体にかかる環境負荷低減技術の開発等、環境改善や社会課題の解決に向けた取り組みを進めています。世界の全繊維の生産量に占める「ベンベルグ®」のシェアはわずか0.02%と、極めて希少な素材ですが、世界で唯一のキュプラ繊維メーカーとして、これらの取り組みをステークホルダーの皆さまとの枠組みにも発展させながら、さらなる価値向上と持続可能性を追求していきます。

2. リブランディング

(1)背景
地球規模での対応が必須となっている環境問題や、SDGsに代表される社会課題の解決に加え、新たな価値創造の重要性の高まり等、昨今の事業を取り巻く環境はますます変化の激しいものになっております。「ベンベルグ®」はこの激変する環境下におけるブランドの在り方を見つめ直し、今後より一層お客さまに愛され、時代に適した価値を提供できる素材であり続けるために、リブランディングを実施します。
(2)タグラインの刷新
お客さまに「ベンベルグ®」が目指す姿やブランドに込めた想いを明確にお伝えするために、リブランディングを機に「ベンベルグ®」のタグラインを「Crafted Elegance」にリニューアルいたします。
  • Crafted:拘りをもって造られた、日本産のセルロース繊維<br/>
Elegance:華美ではない、普遍的な美しさ
    Crafted:拘りをもって造られた、日本産のセルロース繊維
    Elegance:華美ではない、普遍的な美しさ

今後Crafted Eleganceを体現する素材として、環境改善や社会課題の解決を通じた技術革新に努め、お客さまから愛されるオンリーワン素材として、付加価値の向上を追求していきます。

(3)新ウェブサイト
「ベンベルグ®」の新しいタグラインであるCrafted Eleganceとその世界観をお客さまに認知していただく為に、ブランドサイトをリニューアル致します。新ブランドサイトでは、時代に求められる情報発信と、「ベンベルグ®」ブランドがこれからありたい姿を発信していくことを目的とし、サイト全体のデザイン刷新とコンテンツの拡充を行っています。

以上