「クレセンバ®カプセル100mg」、「クレセンバ®点滴静注用200mg」の薬価基準収載および発売のお知らせ
2023年3月15日
旭化成ファーマ株式会社
旭化成ファーマ株式会社(本社:東京都千代田区、社長:青木 喜和、以下「旭化成ファーマ」)は、深在性真菌症治療剤「クレセンバ®カプセル100mg」、「クレセンバ®点滴静注用200mg」(一般名:イサブコナゾニウム硫酸塩、開発コード:AK1820、以下「本剤」)が、本日、薬価基準に収載されましたので、お知らせします。
なお、発売は本年4月6日を予定しています。
本剤はBasilea Pharmaceutica International Ltd, Allschwil(本社:スイス・Allschwil、CEO:David Veitch、以下「バジリア」)が創製した新規抗真菌薬であり、2015年に米国・欧州で承認され、現在は約70カ国で承認されています。
旭化成ファーマは2016年9月に本剤の日本国内における独占的開発権および販売権を取得して開発を進め、2022年12月に製造販売承認を取得しました。
深在性真菌症は重篤例が多いため、感染初期の治療が特に重要であり、治療開始の遅れが転帰に重大な影響を及ぼすとされています。旭化成ファーマは、新たな治療選択肢として本剤を提供することで、深在性真菌症の治療に貢献してまいります。
旭化成ファーマは、「ひとりひとりの“いのち”に真摯に寄り添い、豊かなアイデアと確かなサイエンスで、アンメットメディカルニーズを解決する」というミッションのもと、本剤を通じて真菌症の患者さんに新たな治療の選択肢を提供することで、「病気を理由に、やりたいことを諦める人を、ゼロにする」社会を目指してまいります。
クレセンバの製品概要
- 製品名
- 「クレセンバ®カプセル100mg」、「クレセンバ®点滴静注用200mg」
- 一般名
- イサブコナゾニウム硫酸塩
- 効能・効果
- 下記の真菌症の治療
- アスペルギルス症(侵襲性アスペルギルス症、慢性進行性肺アスペルギルス症、単純性肺アスペルギローマ)
- ムーコル症
- クリプトコックス症(肺クリプトコックス症、播種性クリプトコックス症(クリプトコックス脳髄膜炎を含む))
- 用法・用量
- 「クレセンバ®カプセル100mg」
通常、成人にはイサブコナゾールとして1回200mgを約8時間おきに6回経口投与する。6回目投与の12~24時間経過後、イサブコナゾールとして1回200mgを1日1回経口投与する。
「クレセンバ®点滴静注用200mg」
通常、成人にはイサブコナゾールとして1回200mgを約8時間おきに6回、1時間以上かけて点滴静注する。6回目投与の12~24時間経過後、イサブコナゾールとして1回200mgを1日1回、1時間以上かけて点滴静注する。 - 製造販売元
- 旭化成ファーマ株式会社
- 承認日
- 2022年12月23日
- 薬価収載日
- 2023年3月15日
- 発売予定日
- 2023年4月6日
- 薬価
- クレセンバ®カプセル100mg 4,505.70円
クレセンバ®点滴静注用200mg 27,924円
- 製剤写真
バジリアの概要
- 社名
- Basilea Pharmaceutica International Ltd, Allschwil
- 本社
- スイス・Allschwil
- CEO
- David Veitch
- 事業内容
- Basilea Pharmaceutica Ltd.の子会社として2008年に設立。重症感染症領域におけるメディカルニーズに対応する革新的な製品を開発および販売しています。
以上