東京都江戸川区の中学校で「心肺蘇生とAED」をテーマに出張授業を行いました
2024年1月11日
旭化成株式会社
旭化成ゾールメディカル株式会社
旭化成株式会社(以下、当社)および旭化成ゾールメディカル株式会社(以下、旭化成ゾールメディカル)は、2023年12月12日、東京都江戸川区立松江第四中学校で、「命を守るために、できること ~心肺蘇生法とAEDについて学ぼう~」と題し、救急救命について出張授業を実施しました。
旭化成ゾールメディカルの社員が講師を務め、心臓突然死の現状と一次救命処置の重要性の説明と胸骨圧迫・AEDの使い方の実習を保健委員会の生徒の皆さん約30名に対して行いました。
アニメーションの視聴を交えながら、救命処置の大切さを身近な話題に引き寄せて考え、倒れている人を発見したらどうすればよいかという一連の行動を学んだ後、訓練用AEDを使って胸骨圧迫やAEDの使い方を学びました。その後、倒れている人を発見したという設定で、発見した人(胸骨圧迫する人)、119番通報する人、AEDを持って来る人など、役割分担を決め、グループで救命処置の一連の流れを実習しました。
慣れない実習に、最初のうちは恥ずかしがっていた生徒の皆さんも、次第に積極的に取り組んでいく様子が見られました。胸骨圧迫の質に応じて「もっと強く押してください」「胸骨圧迫は有効です」とAEDが音声とディスプレイ表示でフィードバックされ、そのフィードバックに従って真剣にマネキンの胸を押しました。胸骨圧迫していた人の疲れが見え始めると「交代するよ」とグループの別の人が声をかけ交代し、連携して救命処置の実習を行いました。
授業実施後、参加した生徒の皆さんから、以下のような、感想をいただきました。
- 1年間に約7.9万人もの人が心臓突然死で亡くなっていると聞いて、とても驚きました。それを踏まえて話を聞くと、救急車が来るまでの応急処置、胸骨圧迫やAEDの使用がどれだけ大事か、改めて分かりました。
- 胸骨圧迫では、結構力を入れないといけないので、救う側も体力を使い大変だということを実感しました。胸の真ん中の方を強く押すということを忘れずに「その時」が来たら、すぐ対応できるようにしておきたいです。
- AEDをすぐに使用しないと生存率が低くなっていく、ということを初めて知りました。今回、胸骨圧迫とAEDの使い方を覚えたので、今後、倒れている人がいたら一人で助けようとせずに、講習でやったように、周りにいる人に助けを求め、落ち着いて思い出し、行動したいと思います。
- 倒れている人の助け方を知ることができました。もし、自分の目の前で起こったら、教えてもらった知識を活かし助けるためには、行動する勇気が大事だと思いました。
当社グループは、グループミッション「私たち旭化成グループは、世界の人びとの”いのち“と”くらし“に貢献します。」のもと、今後も“いのち”に貢献する教育支援活動を推進してまいります。
授業の様子
救命処置 実習の様子
以上