抗CX3CR1抗体に関する株式会社カイオム・バイオサイエンスと旭化成ファーマ株式会社との独占的ライセンス契約締結のお知らせ
2024年11月20日
株式会社カイオム・バイオサイエンス
旭化成ファーマ株式会社
株式会社カイオム・バイオサイエンス(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:小林 茂、以下、「カイオム」)と旭化成ファーマ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:青木 喜和、以下「旭化成ファーマ」)は、カイオムが保持するヒト化抗CX3CR1抗体(プロジェクトコード:「PFKR」)(非臨床段階)について、本日、独占的ライセンス契約を締結したことをお知らせします。
今回のライセンス契約に基づき、旭化成ファーマはカイオムよりPFKRの全世界における開発・製造・販売等を行うための独占的な実施権を獲得し、カイオムに対して、契約一時金および今後の開発と販売の進捗に応じたマイルストーンを最大で約248億円を支払うほか、売上高に応じたロイヤリティを支払うことになります。
PFKRは、カイオムの抗体作製技術により創製されたヒト化抗体であり、免疫系細胞の炎症局所への遊走を引き起こす作用を有するGタンパク質共役型受容体の1種であるCX3CR1を標的とし、CX3CR1の機能を阻害することが確認されています。本契約締結により、PFKRの価値最大化、および開発・商業化のスピードアップが期待できます。
両社は今後も難治性疾患に対する革新的新薬の創出を通して、アンメットニーズの高い疾患の治療に貢献していきます。
- 株式会社カイオム・バイオサイエンスについて
- カイオムは、抗体エンジニアリングに関する独自技術を駆使して、アンメットニーズの高い疾患に対する抗体医薬の開発候補品創出に取り組むバイオベンチャーです。自社技術を基にした新たな抗体医薬の創出を目指す「創薬事業」と、製薬企業等に高品質な技術サービスを提供する「創薬支援事業」を展開しております。創薬事業においては、製薬企業等へ医薬品候補となる抗体をライセンスアウトすることにより、新薬創出と大きな収益獲得を目指した事業を推進しております。詳しくはウェブサイトをご覧ください。https://www.chiome.co.jp/
- 旭化成ファーマ株式会社について
- 旭化成ファーマは、「ひとりひとりの“いのち”に真摯に寄り添い、豊かなアイデアと確かなサイエンスで、アンメットメディカルニーズを解決する」というミッションのもと、旭化成グループのヘルスケア領域の事業会社として医療用医薬品、診断薬の分野で事業を展開しています。「免疫」「希少疾患」などの領域でより有用な新薬の創製をすすめ、これらの疾患に苦しむ患者さんに薬剤を提供し続けることで、「病気を理由に、やりたいことを諦める人を、ゼロにする」社会を目指してまいります。詳しくはウェブサイトをご覧ください。https://www.asahi-kasei.co.jp/pharma/
以上