当社製品「パイメル™」に関する一部報道について
2025年5月28日
旭化成株式会社
一部報道機関において、当社の感光性絶縁材料（感光性ポリイミド、PSPI）製品「パイメル™」の供給およびサプライチェーンへの影響に関する報道がされておりますが、当社の見解について以下の通りお知らせいたします。
1. 「パイメル™」の需要動向について
現在、AI分野における急速な技術革新を背景に、半導体保護膜・層間絶縁膜用途で展開している「パイメル™」の需要が当初の想定を大きく上回るスピードで増加しております。当該需要増は、業界全体における先端半導体パッケージング技術への関心の高まりに起因するものであり、当社としてもその重要性を認識しております。
2. 「パイメル™」の供給について
一部報道において当社内の生産トラブルや品質問題に起因した供給停止が示唆されておりますが、そのような事実は一切なく安定的に操業しております。現時点において、個別のお客様と継続的に協議を行いながら、安定供給に向けて調整を進めております。
拡大する需要に対しては、2024年12月に静岡県の新工場が稼働開始しており、順次生産量を拡大してまいります。さらに中長期的な需要に応えるための生産能力の拡張および供給体制の強化についても検討を始めております。
今後も、半導体業界の発展に向けて、高品質な製品の提供と安定供給に全力で取り組むとともに、パートナー企業の競争力向上に貢献してまいります。
以上