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米国ZOLL社、モニタリング機能付除細動器「Zenix」のFDA承認を取得、発売のお知らせ

2025年10月1日
旭化成株式会社
ZOLL Medical Corporation

旭化成グループにおいて救命救急医療事業を手掛けるZOLL Medical Corporation(本社:米国マサチューセッツ州、CEO:Jonathan Rennert、以下「ZOLL」)は、医療従事者向けのモニタリング機能付除細動器の新シリーズである「Zenix(ゼニックス)」がFDA(米国食品医薬品局)の承認を9月29日(米国東部時間)に取得し、米国において販売を開始したことをお知らせします。

ZOLLは北米除細動器市場におけるリーディングカンパニーの一社として、モニタリング機能付除細動器をこれまでも複数ラインアップし、米国におけるEMS(救急医療サービス:Emergency Medical Services)および病院の救命現場において使用されてきました。このたび承認された「Zenix」は、長年にわたり医療現場のお客さまからいただいたフィードバックをもとに開発されており、使いやすさ、見やすさ、そして先進的な機能を兼ね備えた画期的デバイスです。また、大型で耐久性に優れたタッチスクリーンを搭載し、必要な情報を迅速かつ確実に提供します。人工呼吸の質を向上させ、高品質なCPR(心肺蘇生:cardiopulmonary resuscitation)を提供するために、医療提供者にリアルタイムで臨床フィードバックを提供できるため、緊迫した現場においても確実な対応を可能とし、患者ケアの質を高めるとともに、業務フローの自動化により使いやすさを実現しています。

このたび承認された「Zenix」は、ZOLLが強みとする重篤な心肺関連疾患領域において、顧客ニーズを捉え、市場競争力を強化した高付加価値製品であり、北米におけるクリティカルケア事業のさらなる成長に貢献する新製品と位置づけています。

旭化成グループでは、2025年度からスタートした中期経営計画において、クリティカルケア事業(ZOLLがグローバルに展開する救命救急領域等の事業)を、「重点成長」と位置づけ、利益創出のため積極的に投資を行っていく方針です。クリティカルケア事業を含む当社のヘルスケア領域は、2012年のZOLLのグループ参画以降、売上高約5倍、営業利益約7倍(2011年度比)に成長しました。今後も医薬事業、ライフサイエンス事業、クリティカルケア事業でそれぞれ成長を続け、“Improve and save patients’ lives”のミッションのもと、アンメットニーズを満たす革新的な医薬や医療機器の提供で人びとの命に貢献し、旭化成グループのさらなる成長をけん引していきます。

  • 本製品は、現在日本では承認されておらず、米国およびカナダで発売されています。

以上