サステナビリティ・マネジメント

旭化成グループは、サステナブルな社会の実現に向けた行動を一段と推進していくため「サステナビリティ基本方針」を2021年に制定しました。

サステナビリティ基本方針

旭化成グループは、「世界の人びとの“いのち”と“くらし”に貢献」するため、「持続可能な社会への貢献」と「持続的な企業価値向上」の2つのサステナビリティの好循環を追求します。価値ある「持続可能な社会への貢献」が、高い収益性を伴う「持続的な企業価値向上」をもたらし、これがさらなる貢献への挑戦を可能にしていく姿です。

当社グループは、その実現に最適なガバナンスを追求するとともに、以下を実践していきます。

誠実・挑戦・創造を基盤として、事業開発 Innovation、社内外との対話(Connect)、高い収益性→ステークホルダーへの還元を通じて、「持続的な企業価値向上」と社会課題の解決に資するソリューションの提供による「持続可能な社会への貢献」の2つのサステナビリティの好循環を追求することを示しています。

【持続可能な社会への貢献による価値創出】

  • 人と地球の課題解決を、付加価値の高い事業ドメインにより、追求します [Care for People, Care for Earth]
  • 当社グループの特長である多様性と変革力を価値創出に活かします [Connect, Communication, Challenge]

【責任ある事業活動】

  • 法令を遵守するとともに、企業活動に関する国際規範を尊重します [Compliance]
  • 環境保全、保安防災、労働安全衛生、健康、人権、品質保証に、あらゆる事業活動で配慮します
  • ステークホルダーへの適切な情報開示と対話を行います

【従業員の活躍の促進】

  • DE&I(ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン)を重視します
  • ひとり一人の成長・活躍・挑戦を促進します

当社グループは、グループ理念「世界の人びとの “いのち”と“くらし”に貢献します」を掲げ、社会課題の解決への貢献を重ねて、成長してきました。この「社会課題の解決」への思いは“人類文化の向上”を目指した創業以来、不変のものです。
現在、「持続可能な社会」の実現に向けて、世界のさまざまな場面で議論がなされています。「持続可能な社会」への課題とは、人と地球環境についての課題であることから、当社グループは、グループビジョンに示している「健康で快適な生活」「環境との共生」の追求が、「持続可能な社会」につながるものと考えています。
また、「持続可能な社会への貢献」とあわせて大切なことが、「持続的な企業価値向上」です。「持続可能な社会への貢献」が、事業収益となって当社グループの企業価値向上につながり、その成果が事業開発などを通じて、次の「持続可能な社会への貢献」につながっていきます。

この好循環の実現のために、「Care for People, Care for Earth(人と地球の未来を想う)」の姿勢のもと、持続可能な社会への貢献による価値創出、責任ある事業活動、従業員の活躍の促進に取り組んでいきます。
創業以来の想いを引き継ぎ、社会課題解決の担い手として、積極的に世の中に貢献し続けていくことが、当社グループの使命です。

旭化成執行役員 サステナビリティ推進部長からのメッセージ

当社グループは、創業期に「人類文化の向上」との思いを掲げ、社会に価値を提供することを事業の原点として歩んできました。現在、ヘルスケア・住宅・マテリアルといった、人々の「いのち」と「くらし」を支える領域で事業を展開していることは、社会課題と向き合い続けてきた当社グループのこれまでの歩みを映し出しているものと考えます。サステナビリティは、当社グループの根底に流れてきた考え方そのものです。

一方で、世界を取り巻く環境は大きく変化しています。地球温暖化や異常気象といった環境課題に加え、地政学的緊張やサプライチェーンの混乱など、これまで当たり前とされてきた前提条件が大きく揺らいでいます。素材や部材をはじめとする製品・サービスの安定供給に関するリスクが、人々の生活や社会の根幹に直接影響する世の中になりました。こうした現実を前に、事業を通じて社会を支えてきた企業として、当社グループが果たすべき責任の重さを、改めて強く認識しています。

このような中、サステナビリティに関する社会や投資家のみなさまからの期待も背景に、当社グループはインパクト・リスク・機会(IRO)の観点から、「マテリアリティ」を再設定しました。持続可能な社会への貢献と、企業価値の持続的な向上。この二つの「持続可能性」を、経営としてどのように具体化していくのか。サステナビリティに関する「マテリアリティ」はその答えです。

当社グループのマテリアリティは、ミッション・ビジョン・バリューに立脚し、「健康・長寿への貢献」「安心で快適なくらしへの貢献」「Green Transitionへの取り組み」を、事業と強く結びつく重要課題として位置づけています。また、汚染防止、安全・品質、コンプライアンス、サプライチェーンの健全性といった事項は、事業活動を支える基盤として重視しています。さらに、これらすべてを支え、前進させる人財と企業文化も、欠かすことのできないマテリアリティです。

これらにしっかりと取り組むことが、企業の成長と事業リスクの低減につながり、長期的な企業価値向上を支えるものと考えています。中期経営計画「Trailblaze Together」のもと、グループ内外のステークホルダーとの対話と協働を重ねながら、持続可能な社会の実現に向けた歩みを、これからも着実に進めてまいります。

旭化成株式会社
執行役員
サステナビリティ推進部長
徳永 達彦

マネジメント体制

旭化成グループでは、サステナビリティを経営の柱として捉えており、中期経営計画、年度経営計画などへ織り込むとともに、取締役会での議論を行っています。さらにグループ横断的にサステナビリティを推進するため、「サステナビリティ推進委員会」を設置しています。
同委員会は、社長、事業の責任者、スタッフ系・技術系などの責任者で構成し、サステナビリティに関する情報の共有と活動の方向づけなどを行っており、同委員会の活動実績および審議事項のうち、特に重要な内容については、「取締役会」へ報告がなされ、監督される体制となっています。
取締役会はサステナビリティに関するさまざまな事項について監督と助言を行うとともに重要な事項について決定をしています。2025年度には、気候変動・自然資本・人権尊重などの個別テーマを取り上げたほか、サステナビリティ情報の法定開示に向けた準備状況についての審議、サステナビリティ重要課題の決定などを行いました。また、サステナビリティ関連事項を含む中期経営計画や年度経営計画、リスクマネジメントや内部統制、取締役会実効性向上などについても議題としています。
また、サステナビリティ推進委員会はより専門的、個別的なテーマを扱う「リスク・コンプライアンス委員会」「環境安全・品質保証委員会」「DE&I委員会」とも連携しています。4つの委員会は社長が委員長を務めています。またサステナビリティ推進委員会の分科会として、「人権専門委員会」「地球環境対策推進委員会」を置いています。これらの委員会では、委員長の下、事業部門責任者や関係するスタッフ部門の責任者などの委員が議論や方針確認などを行い、グループ全体戦略の立案・推進や事業経営の実行などにつなげています。

  • サステナビリティ推進に関する組織体制を示しています。サステナビリティ推進委員会を中心に、取締役会との間で報告および監督・助言の関係が設けられています。また、サステナビリティ推進委員会の下に人権専門委員会と地球環境対策推進委員会を配置しているほか、リスク・コンプライアンス委員会、環境安全・品質保証委員会、DE&I委員会と連携する体制を示しています。さらに、社長が議長を務める経営会議、スタッフ部門および事業領域とサステナビリティ推進委員会との関係を示しています。
    サステナビリティ推進体制(2026年8月1日現在)

サステナビリティ推進委員会について

<目的>

  • サステナビリティに関する情報共有
  • 活動方針についての審議
    • ①環境・社会に関する重要課題
    • ②課題への取り組み・施策
    • ③社外からの評価・社内外への発信

<構成メンバー>

  • 委員長
代表取締役社長
  • 委員
グループ全体をカバーする事業部門とスタッフ部門の役員
  • オブザーバー
取締役会長、常勤監査役
  • 事務局
サステナビリティ推進部

<開催頻度>

  • 年に1回開催

旭化成グループのマテリアリティ

当社グループの目指す“「持続可能な社会への貢献」と「持続的な企業価値向上」の2つのサステナビリティの好循環”に向けた取り組みにおける重点事項が、サステナビリティ重要課題(マテリアリティ)です。当社経営の進展やサステナビリティに対する社会からの期待の高まりを踏まえ、2025年度にはマテリアリティの見直しを行いました。マテリアリティを当社グループのミッション・ビジョン・バリューと中期経営計画をつなぐ中核に位置づけ、企業価値向上との関連性をより明確にしています。

サステナビリティ重要課題と、グループ理念体系・中長期戦略との関係性

  • 2030年に目指す姿として、「二つのサステナビリティの好循環」と、グループ理念、サステナビリティ重要課題(マテリアリティ)、中期的な経営方針との関係を示しています。グループ理念では、世界の人びとのいのちとくらしに貢献するというミッション、「健康で快適な生活」と「環境との共生」の実現を通じて社会に新たな価値を提供するというビジョン、「誠実」「挑戦」「創造」のバリューを掲げています。ビジョンは、「健康・長寿への貢献」「安心で快適なくらしへの貢献」「Green Transitionへの取り組み」の3つのマテリアリティにつながっています。また、バリューのうち「誠実」は「汚染防止」「コンプライアンス」「安全・品質」「健全なサプライチェーンの確保」に、「挑戦」と「創造」は「イノベーションを生み出す企業文化」および「人財の確保・育成と多様性の尊重」につながっています。これらのマテリアリティは、中期的な経営方針である「持続的利益成長と高い資本効率」と結び付けられています。特に、「健康・長寿への貢献」「安心で快適なくらしへの貢献」「Green Transitionへの取り組み」は、持続的利益成長と高い資本効率の実現につながる関係を示しています。また、「イノベーションを生み出す企業文化」「人財の確保・育成と多様性の尊重」「汚染防止」「コンプライアンス」「安全・品質」「健全なサプライチェーンの確保」は、価値源泉となる経営資産である財務基盤、経営ナレッジ、ブランド・信用力、多様な人財、技術・知財・生産ノウハウ・デジタル基盤の維持・強化につながる関係を示しています。これらの取り組みを通じて、サステナビリティへの貢献と企業価値向上の好循環を目指す考え方を表しています。

マテリアリティの特定プロセス

  • 1.サステナビリティ課題候補の抽出
    事務局(サステナビリティ推進部、経営企画部)にて、当社グループの理念体系、中期経営計画、各事業の概況等に基づき、ESRS※1、SASB※2スタンダード等の国際的な基準を参照し、「当社の企業価値に影響(財務影響)を与えうるサステナビリティ関連の機会とリスク」および「当社事業が環境・社会に与えうる影響」(Impact, Risk, Opportunity: IRO)を179項目リストアップしました。
  • 2.重要性の評価
    IROの重要性を評価するため、当社にとっての財務影響については影響の大きさと発生可能性の観点で、また当社事業が環境・社会に与えうる影響については影響の深刻度(規模・範囲・修復可能性)と発生可能性の観点から、評価基準を設定しました。設定した評価基準に基づき、各事業の特性やバリューチェーンを考慮しながら、重要性が高い48項目のIROを抽出しました。
  • 3.妥当性の評価・主管部署議論
    抽出したIRO48項目について、SASBスタンダードのインダストリートピックおよび開示指標、既存のマテリアリティ項目等との突合評価を実施しました。また、評価結果について、外部専門家からの助言や、各事業・機能の現状を把握し活動推進している主管部署との議論により妥当性を評価、類似項目を統合し9つのマテリアリティ(IRO34項目)に集約しました。
  • 4.経営会議・取締役会等における議論および承認
    9つのマテリアリティとその関連事項について、経営会議・取締役会(2025年度各3回)およびサステナビリティ推進委員会にて議論し、2026年3月取締役会にて決定しました。引き続き指標・目標の見直しを進めています。なお、当社事業の変化や今回決定したマテリアリティに関する社内外ステークホルダーからの評価も踏まえ、定期的にレビューを実施する予定です。
  • ※1European Sustainability Reporting Standards (欧州サステナビリティ報告基準)
  • ※2Sustainability Accounting Standards Board (サステナビリティ会計基準審議会)
    当社事業ポートフォリオを踏まえ、SASBスタンダードにて参照すべき業種としてバイオテクノロジーおよび医薬品、医療機器および消耗品、化学製品、住宅建築、工事用資材、不動産サービスの6業種を選定、中期経営計画における営業利益の90%をカバー。

旭化成グループのマテリアリティ

マテリアリティ
(サステナビリティ重要課題)
重要性の分類 関連するSDGs
財務影響 社会影響
健康で快適な生活 健康・長寿への貢献 機会 正の影響
国連の持続可能な開発目標(SDGs)目標3「すべての人に健康と福祉を」
安心で快適なくらしへの貢献 機会 正の影響
国連の持続可能な開発目標(SDGs)目標9「産業と技術革新の基盤をつくろう」 国連の持続可能な開発目標(SDGs)目標11「住み続けられるまちづくりを」
環境との共生 Green Transitionへの取り組み 機会
リスク
正の影響
負の影響
国連の持続可能な開発目標(SDGs)目標6「安全な水とトイレを世界中に」 国連の持続可能な開発目標(SDGs)目標7「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」 国連の持続可能な開発目標(SDGs)目標12「つくる責任 つかう責任」 国連の持続可能な開発目標(SDGs)目標13「気候変動に具体的な対策を」
国連の持続可能な開発目標(SDGs)目標14「海の豊かさを守ろう」 国連の持続可能な開発目標(SDGs)目標15「陸の豊かさも守ろう」 国連の持続可能な開発目標(SDGs)目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」
汚染防止 リスク 負の影響
基盤的取り組み イノベーションを生み出す企業文化 機会 正の影響
国連の持続可能な開発目標(SDGs)目標9「産業と技術革新の基盤をつくろう」
人財の確保・育成と多様性の尊重 機会 正の影響
国連の持続可能な開発目標(SDGs)目標5「ジェンダー平等を実現しよう」 国連の持続可能な開発目標(SDGs)目標8「働きがいも経済成長も」
コンプライアンス リスク 負の影響
国連の持続可能な開発目標(SDGs)目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」
安全・品質
(労働安全衛生、保安防災、品質保証)
リスク 負の影響
国連の持続可能な開発目標(SDGs)目標12「つくる責任 つかう責任」
健全なサプライチェーンの確保 ー※ 負の影響
国連の持続可能な開発目標(SDGs)目標12「つくる責任 つかう責任」
  • ※マテリアリティ評価において、一定の機会/リスクを検討したものの、評価基準の閾値を超えなかった項目。

マテリアリティ推進による社会への貢献と企業価値の向上

マテリアリティは、企業価値の向上とステークホルダーへの責任を果たすうえでの重要課題です。
新たに設定したマテリアリティは、持続可能な社会の実現に向けた事業展開、責任ある事業活動、そしてそれらを支える基盤要素から構成されています。企業価値の観点では、中長期的なフリー・キャッシュ・フローの創出や事業成長率の向上につながる事業成長の機会に関する項目、資本コストの低減や不測の損失の回避につながる事業基盤の強化に関する項目、その両方の土台となる人財・企業文化に関する項目で構成されています。マテリアリティへの取り組みを適切なガバナンスのもとに推進することで、「持続可能な社会への貢献」と「持続的な企業価値向上」の2つのサステナビリティの好循環を進めていきます。

  • 企業価値向上の考え方を示しています。企業価値は、フリー・キャッシュ・フローを高めるとともに、資本コストを低減し、成長率を向上させることによって向上するという関係を表しています。右側では、サステナビリティへの取り組みを「成長機会」と「基盤強化」に分類し、それぞれが企業価値向上にどのようにつながるかを示しています。「成長機会」には、「健康・長寿への貢献」「安心で快適なくらしへの貢献」「Green Transitionへの取り組み」「イノベーションを生み出す企業文化」「人財の確保・育成と多様性の尊重」が位置付けられ、収益の拡大を通じてフリー・キャッシュ・フローの拡大や成長率向上につながることを表しています。また、「基盤強化」には、「Green Transitionへの取り組み」「イノベーションを生み出す企業文化」「人財の確保・育成と多様性の尊重」「汚染防止」「コンプライアンス」「安全・品質」「健全なサプライチェーンの確保」が位置付けられています。これらの取り組みは、不測の損失の回避を通じてフリー・キャッシュ・フローの向上に、またリスクの低減により資本コストの引き下げにつながり、企業価値向上に貢献することを示しています。サステナビリティへの取り組みが、成長機会の創出と経営基盤の強化の両面から、フリー・キャッシュ・フロー、資本コスト、成長率に働きかけ、企業価値向上につながる考え方を図示しています。

新たなマテリアリティに関連する取り組みの進捗状況

マテリアリティの進捗を測る指標は現在改めて検討中ですが、これまでの取り組み状況を踏まえた関連する指標・目標は以下の通りです。

マテリアリティ 取り組み項目 重要性の分類 関連する主な指標・目標 2025年度実績
財務影響 社会影響
健康・長寿への貢献 健康・長寿に貢献する製品・サービスの提供 機会 正の影響
  • ①AED出荷台数の3年毎成長率
  • ②「LifeVest®」処方件数の3年毎成長率
  • ③a.医薬・ライフサイエンス、b.クリティカルケア事業の営業利益※1
  • ①35%
  • ②8%
  • ③a.473億円 b.361億円
安心で快適なくらしへの貢献 安心で快適なくらしに貢献する製品・サービスの提供 機会 正の影響
  • ①新築住宅におけるZEH※2率:2025年度目標90%
  • ②新築住宅におけるZEH-M※2率:2025年度目標85%
  • ③a.海外住宅、b.不動産開発、c.エレクトロニクス事業の営業利益※1
  • ①93%
  • ②80%
  • ③a.74億円
    b.107億円
    c.282億円
Green Transitionへの取り組み 脱炭素社会への貢献 社会のGHG排出量削減に貢献する製品・サービスの提供 機会
リスク
正の影響
負の影響
  • ①環境貢献製品を通じたGHG削減貢献量
    • 2030年目標:2倍以上(2020年度比)
    • 2035年目標:2.5倍以上(2020年度比)
  • ②エナジー&インフラ事業の営業利益※1
  • ①1.55倍(2020年度比)
  • ②5億円
当社のGHG排出量削減 リスク 負の影響
  • GHG排出量(Scope1,2)
    • 2030年目標:30%以上削減(2013年度比)
    • 2035年目標:40%以上削減(2013年度比)
    • 2050年目標:カーボンニュートラル
43%削減(2013年度比)[速報値]
循環型社会に向けた事業体への進化 リスク 正の影響
  • ①イオン交換膜法の食塩電解セルレンタルサービス採用社数:10社(2027年度末)
  • ②戸建住宅「ヘーベルハウス™」、集合住宅「ヘーベルメゾン™」における長期定期点検実施率※3:70%(2025年度末)
  • ①採用社数:累計7社
  • ②実施率:70.2%
自然災害への備え リスク ー 製造拠点を中心とした災害リスク対応計画の再整備の推進 目標2027年度末まで 主要製造拠点における災害リスク低減対策及び復旧計画の整備状況を確認・整理
汚染防止 有害物質・懸念物質の適切な管理 リスク 負の影響
    対象事業所における
  • ①環境事故 目標ゼロ
  • ②環境重大トラブル 目標ゼロ
  • ①ゼロ
  • ②1件
イノベーションを生み出す企業文化 グループミッション・ビジョンの浸透 機会 正の影響 社長と従業員との対話回数(タウンホールミーティング等) 24回 217名
人財の確保・育成と多様性の尊重 人財の確保と終身成長・共創力の強化 機会 正の影響
  • ①従業員エンゲージメント調査における
    • a. 「成長につながる行動」指標のモニタリング
    • b. 「活力」指標が好意的な状態
       (5段階中3.5以上)の回答者の割合
       2027年度目標:60%
  • ②ラインポストおよび高度専門職における女性比率 2030年度目標:10%
  • ①-a3.76(5段階評価)
     [参考] 2023年度:3.72、2024年度:3.73
  • ①-b58.5%
  • ② 5.5%(2026年4月1日時点)
コンプライアンス コンプライアンスリスクの低減 リスク 負の影響
  • ①Cs Talk※4の実施回数
  • ②Cs Talk※4推進リーダーアンケートにおける、「Cs Talkを通じてメンバーのコンプライアンス意識の向上につながった」との回答率※5
  • ③コンプライアンスアンケート※6における、「Cs Talkを通じてコンプライアンス意識の向上につながった」との回答率※5
  • ①4,192回
  • ②94.8%
  • ②81.5%
安全・品質
(労働安全衛生、保安防災、品質保証)
事業活動における安全の確保 リスク 負の影響
  • ①死亡・後遺症災害:目標ゼロ
  • ②対象事業所における
    • a.保安重大事故・保安事故:目標ゼロ
    • b.保安事故強度:目標0.5以下(平均)※7
  • ① 死亡災害:ゼロ
    後遺症災害:2件
  • ②-a保安重大事故:ゼロ
    保安事故:1件
  • ②-b1.05(平均)
確信ある品質の実現 リスク 負の影響 重大な品質事案・法令違反 目標ゼロ ゼロ
健全なサプライチェーンの確保 責任あるサプライチェーンマネジメント ー 負の影響
    主要なお取引先に対するCSR調達アンケート
  • ①アンケート回収率:目標100%
  • ②フォローアップ対象企業のうち、C・D評価企業のA・B評価への改善率: 目標100%
  • ①99.6%(対象企業数 519社)
  • ②93.9%※8
  • ※1中期経営計画における重点成長/戦略的育成事業の営業利益
  • ※2ZEH(Net Zero Energy House)、ZEH-M(ZEH-マンション):高断熱化、省エネルギー、太陽光発電等の創エネルギーにより、エネルギー消費量が正味(ネット)でゼロ以下となる住宅
  • ※3築30年以上の当該年度点検対象棟数に対し点検を実施した棟数の比率
  • ※4国内従業員約3万人を対象に、日常業務で起こり得るコンプライアンス関連事例を題材に職場単位で推進リーダーを中心に討議し、グループ行動規範に照らして従業員がとるべき行動を確認する活動
  • ※55段階評価のうち、「「充分に」または「ある程度」コンプライアンス意識の向上につながった」と回答した割合
  • ※6国内従業員約3万人を対象に隔年で実施
  • ※7保安事故の影響の度合いを数値化した指標[石油化学工業協会基準(CCPSベース)を採用]
  • ※8原料系および資材系のお取引先に対し、それぞれ隔年でアンケートを実施しているため、2年分の結果を合算して算出

イニシアティブへの参画(主要なもの)

※2026年8月時点

  • THE GLOBAL COMPACT Network Japan WE SUPPORT
国連グローバル・コンパクト

旭化成グループは国際連合のグローバル・コンパクトに賛同しています。

  • BUSINESS CALL TO ACTION
国連開発計画主導
ビジネス行動要請
(Business Call to Action:BCtA)

国連開発計画(UNDP)を含む6つの開発機関・政府が主導するもので、民間企業によるコアビジネスを通じたSDGs達成の促進を目的とした取り組みです。
旭化成は、再生セルロース繊維「ベンベルグ™」の包括的なバリューチェーンの構築でインドの繊維産業の成長を支援しています。

  • パートナーシップ構築宣言
パートナーシップ構築宣言

旭化成は2022年に、内閣府や中小企業庁などが推進する「未来を拓くパートナーシップ構築推進会議」の趣旨に賛同し、「パートナーシップ構築宣言」を公表しました。
なお、旭化成グループでは当社のほかに、旭化成エレクトロニクス、旭化成ホームズ、旭化成建材、旭化成セラピューティクス、旭化成ライフサイエンスの各社なども「パートナーシップ構築宣言」を公表しています。

  • 「ホワイト物流」推進運動
「ホワイト物流」推進運動

「ホワイト物流」推進運動は、深刻化が続くトラック運転者不足に対応し、国民生活や産業活動に必要な物流を安定的に確保するとともに、経済の成長への寄与を目的とする運動で、国土交通省・経済産業省・農林水産省が提唱しています。
旭化成はこの運動に賛同し、自主行動宣言を行い、物流の改善に取り組んでいます。

  • GXリーグ
GXリーグ

GXリーグは、脱炭素化やカーボンニュートラルを含む経済システム全体の変革の取り組みに関する、経済産業省が主導する取り組みです。
旭化成は、GXリーグに参加しています。

  • GXフューチャー・コンソーシアム
GXフューチャー・コンソーシアム

経済産業省が創設した新たな官民連携プラットフォームです。企業や金融機関が連携し、GX人材育成(アカデミー)と、脱炭素のルール形成や需要創出(リーグ)を通じて社会全体のGXを牽引します。
旭化成はGXフューチャー・コンソーシアムに参加しています。

  • デコ活
脱炭素につながる新しい豊かな暮らしを創る
国民運動(デコ活)

「デコ活」は、2050年カーボンニュートラルおよび2030年温室効果ガス(GHG)排出量削減目標の実現に向け、2022年10月に発足した、行動変容・ライフスタイル転換を後押しするための新しい国民運動です。
旭化成は「デコ活」への取り組みを宣言しています。

  • チャレンジネット・ゼロカーボンイノベーション(チャレンジ・ゼロ)
チャレンジネット・ゼロカーボンイノベーション
(チャレンジ・ゼロ)

チャレンジ・ゼロは日本経済団体連合会(経団連)が日本政府と連携し、「脱炭素社会」の実現に向け、企業・団体がチャレンジするアクションを後押ししていくイニシアティブです。
旭化成は、これに賛同し具体的な取り組みを公表しています。

  • Battery Association for Supply Chain
電池サプライチェーン協議会(BASC)

2021年4月1日に一般社団法人として設立された、脱炭素社会実現に向けて電池サプライチェーン(電池の材料、部品およびその原料に関わる産業)の国際標準化や電池エコシステム構築等の活動をする団体です。
旭化成は、電池サプライチェーンの発展を通じて脱炭素社会実現に貢献するため、各参加会社・団体とともに各活動に積極的に取り組んでいきます。

  • RE100
RE100

RE100は、事業運営を100%再生可能エネルギーで行うことをコミットする企業が集まる国際的な共同イニシアティブです。
旭化成ホームズはこれに加盟し、2023年度に、国内のハウスメーカーとして初めて達成しました。

  • 水素バリューチェーン推進協議会
水素バリューチェーン推進協議会(JH2A)

水素バリューチェーン推進協議会(JH2A)は、水素分野におけるグローバルな連携や水素サプライチェーンの形成を推進する団体です。
旭化成は、水素を利活用する化学メーカーとして、水素の需要創出および拡大のために取り組むべき課題について、本協議会のワーキンググループ活動で積極的な提言を行っていきます。

  • Hydrogen Council(水素協議会)
Hydrogen Council(水素協議会)

Hydrogen Council(水素協議会)は、持続可能な社会の実現に向けたクリーンエネルギーへの移行を促進するために、水素の活用推進を目指すグローバルイニシアティブです。
旭化成は、ステアリングメンバーとしてサプライチェーンのさまざまな企業・団体と協力し、水素の活用推進に貢献すると同時に、当社の将来の事業構築につなげていきます。

  • Hydrogen Europe
Hydrogen Europe

Hydrogen Europeはゼロエミッション社会の実現に向けて、欧州をはじめとしたグローバルな水素産業の構築を推進している団体です。
旭化成は水電解装置のサプライヤーとしてこの活動に協賛し、積極的な提言を行っていきます。

  • クリーン燃料アンモニア協会(CFAA)
クリーン燃料アンモニア協会(CFAA)

アンモニアは水素のエネルギーキャリアとして有望な候補です。CO2フリーアンモニアの供給から利用までのバリューチェーン構築を目指し、技術開発・評価、経済性評価、政策提言、国際連携などを実施する法人です。
旭化成は会員企業としてクリーン燃料アンモニア協会に参画しています。

  • 30by30アライアンス
生物多様性のための30by30アライアンス

旭化成ならびに旭化成ホームズは、環境省が2022年4月に発足した生物多様性のための30by30アライアンスに参加しています。静岡県富士市の「あさひ・いのちの森」などが、「自然共生サイト(環境省が設置した、民間の取組等によって生物多様性の保全が図られている区域を認定する制度)」に認定されています。

  • 経団連生物多様性宣言イニシアティブ
経団連生物多様性宣言イニシアティブ

経団連生物多様性宣言イニシアティブは日本経済団体連合会(経団連)が環境と経済の両立に向けて、企業が自主的かつ積極的に生物多様性保全活動に取り組むことを推進し、後押しするイニシアティブです。
旭化成はこれに賛同し、具体的な取り組み方針を公表しています。

  • サーキュラーパートナーズ(CPs)
サーキュラーパートナーズ(CPs)

資源の効率的・循環的な利用を図りながら、付加価値の最大化を図るサーキュラーエコノミーの実現に向け、野心的・先駆的に取り組む産官学が有機的に連携するために、経済産業省が設置しました。
旭化成はサーキュラーパートナーズに参画しています。

  • Clean Ocean Material Alliance
クリーン・オーシャン・マテリアル・アライアンス(CLOMA)

地球規模の課題である海洋プラスチックごみ問題の解決に向けた取り組みを世界全体で推進することが求められている中で、業種を超えた幅広い関係者の連携を強めイノベーションを加速するために設立されたプラットフォームです。

  • European Bioplastics(欧州バイオプラスチックス協会)
European Bioplastics(欧州バイオプラスチックス協会)

European Bioplasticsは持続可能な社会の実現に重要な役割を果たすバイオプラスチックの普及を目的に活動しています。
旭化成はEuropean Bioplasticsの活動を通して環境分野における新たな価値を創出していきます。

  • Pinfa(リン・無機・窒素系難燃剤協会)
リン・無機・窒素系難燃剤協会(Pinfa)

欧州の統括拠点である旭化成ヨーロッパを通じて、非ハロゲン系難燃剤および非ハロゲン系難燃剤を用いたプラスチック製品の安全性、環境性能の改善に取り組むリン・無機・窒素系難燃剤協会(Pinfa)に、旭化成は日系樹脂メーカーとして初めて加盟しました。

  • レスポンシブル・ケア(RC)世界憲章
レスポンシブル・ケア(RC)世界憲章

レスポンシブル・ケア(RC)世界憲章は、世界のRC活動をさらに充実・強化させるために、2006年に国際化学工業協会協議会(ICCA)が制定した化学産業界共通の自主的な活動方針です。
RC活動とは、化学物質を扱う企業が化学物質の開発から製造、物流、使用、最終消費を経て廃棄に至るまで、自主的に「環境・安全・健康」を確保し、活動の成果を公表し社会とのコミュニケーションを図る活動を指し、日本では日本化学工業会が提唱、推進しています。
旭化成は、この活動方針に賛同し、RC世界憲章への支持宣言書に2008年に署名するとともに、2014年5月に改訂された改訂RC世界憲章への支持宣言書にも2014年11月に署名しています。

  • LCA日本フォーラム(JLCA)
LCA日本フォーラム(JLCA)

LCA日本フォーラムは、LCA(ライフサイクルアセスメント)の普及・啓発や関連技術の高度化を目的として設立された産官学連携の団体です。
旭化成は会員企業として、情報交換やルール形成への意見発信などを通じて活動に参加しています。

  • 未来戦略LCA連携研究機構(UTLCA)
未来戦略LCA連携研究機構(UTLCA)

未来戦略LCA連携研究機構(UTLCA)は、東京大学が主導する産学連携プラットフォームであり、LCA(ライフサイクルアセスメント)の社会実装やその高度化に取り組んでいます。
旭化成は参画企業として、研究との連携を通じたLCAの実務活用に貢献しています。

加盟団体(主要なもの)

団体名 旭化成グループの役割
一般社団法人 日本経済団体連合会(経団連) 社会保障委員会 委員長
一般社団法人 日本化学工業協会(日化協) 理事
一般社団法人 プラスチック循環利用協会 理事
石油化学工業協会 理事
日本化学繊維協会 会長
一般社団法人 住宅生産団体連合会 理事
日本製薬工業協会 理事
一般社団法人 日本知的財産協会 副会長

ステークホルダーとのかかわり

旭化成グループの事業は、ステークホルダーとの信頼関係の上に成り立っています。お客様、株主・投資家の皆様、お取引先、地域の方々、国内外の一般市民、従業員など、多様なステークホルダーの要請を理解し、期待に応えていくことが「企業価値の向上」につながると考えています。
ステークホルダーとの対話をより良い事業活動へつなげるために、さまざまなコミュニケーションの機会を設けています。

ステークホルダーとのコミュニケーション

主なステークホルダー 考え方 主なコミュニケーション機会
お客様 お客様のニーズを満たし、安心して喜んでお使いいただける製品・サービスを提供することが、社会への貢献につながると考えています。
  • 営業・販売担当者による直接対応
  • ウェブサイトでの製品・サービス情報の提供
  • 電話・ウェブサイトなどを通じたお問い合わせへの対応
株主・投資家 国内外の機関投資家、証券アナリストおよび個人投資家の皆様に当社グループの目指す姿や経営戦略、ガバナンスなどの持続的な企業価値向上に向けた道筋を正しくご理解いただくため、幅広くコミュニケーション活動を行い、公正かつタイムリーな情報開示に努めます。ポジティブ情報のみならず、経営上重要なリスクや課題などを含め透明性をもって開示し、建設的な対話の促進を図っています。
  • 株主・投資家との個別対話(IR・SR面談2025年度411件)
  • 機関投資家・アナリスト向け経営説明会、決算説明会
  • 社外取締役と機関投資家とのスモールミーティング
  • 個人投資家向け説明会
  • ウェブサイトでの情報公開
  • 電話・ウェブサイトなどを通じたお問い合わせへの対応
  • 株主総会
  • 工場・事業所見学会
お取引先 法令を遵守し、地球環境や人権に配慮し、公正かつ透明性を重視した購買活動を通じて、お取引先との信頼関係を構築していきます。
  • 安全協議会などの交流会
  • CSR調達アンケート
  • 内部通報制度(コンプライアンスホットライン)
地域社会/国内外の一般市民 地域の文化を十分に理解し、地域社会の皆様とのコミュニケーションを深め、地域の発展に資することを目指しています。
  • 定期的な地域交流会
  • 地域貢献活動
従業員 従業員一人ひとりを尊重し、働きがいがあり、能力を十分に発揮できる職場づくりを目指します。
  • 各種研修、面談
  • 経営協議会、経営懇談会
  • 役員と従業員のタウンホールミーティング
  • 社内報・イントラネット
  • 内部通報制度(コンプライアンスホットライン)
  • エンゲージメントサーベイなど