旭化成、合成ゴム・エラストマー製品のカーボンフットプリントデータ提供を開始 | 2022年度 | ニュース | 旭化成株式会社
  • お知らせ
  • サステナビリティ

旭化成、合成ゴム・エラストマー製品のカーボンフットプリントデータ提供を開始

2022年5月12日
旭化成株式会社

旭化成株式会社(本社:東京都千代田区、社長:工藤 幸四郎、以下「当社」)は、合成ゴム・エラストマー製品(商品名:ジエン®、タフデン®、アサプレン®、タフプレン®、アサフレックス®、タフテック®、S.O.E.®。以下「合成ゴム・エラストマー製品」※1)のカーボンフットプリント(以下「CFP」※2)を算出するシステム(以下「当システム」※3)を当社にて開発しました。
なお、当システムの一部に当社グループ共通のデータマネジメント基盤「DEEP」※4を活用し、CFPの可視化を実現しています。可視化した情報を基に当社内でのCFP低減方法の検討や、本年6月より、お客さまへCFPデータのご提供を開始します。

 

  • 当システムの構成イメージ
    当システムの構成イメージ

1. 合成ゴム・エラストマー製品におけるサステナビリティへの取り組みについて

当社グループは、前中期経営計画「Cs+ for Tomorrow 2021」において持続的成長に向けた基盤強化をGreen / Digital / Peopleの視点で取り組んできました。本年4月11日に発表した『中期経営計画 2024 ~Be a Trailblazer~』においても「グリーントランスフォーメーション」を経営基盤強化のための重要テーマの一つと位置付けており、カーボンニュートラルの実現に向け、自社のGHG排出量の削減と、社会のGHG排出量削減への貢献を目指しています。そのため、GHG排出量の観点で主要な製品を中心に、製品ごとのCFPの算定を順次進め、既に一部のお客さまに情報を提供し始めています。
当社の合成ゴム・エラストマー製品では、省燃費型高性能タイヤに主に用いられるS-SBR(溶液重合法スチレンブタジエンゴム)において、廃プラスチックおよびバイオマス由来のブタジエンを原料とする取り組み※5を開始するなど、事業のグリーントランスフォーメーションを強力に推進しています。

2. 当システムの狙い

当システムによって各合成ゴム・エラストマー製品のCFPを明らかにし、それを組み込むお客さまご自身の製品CFP算定を支援します。そしてCFPデータのご提供を通じて、お客さまと共にサプライチェーン全体ひいては社会全体のCFP低減活動を推進していきます。
炭素税などCFPに関する制度が広く導入されていく中で、各制度に応じた水準のCFPデータの把握がより重要になります。当システムは算定するCFPデータの粒度(年別、月別)や範囲(製品全体の平均、製品別)を自由に変更可能で、合成ゴム・エラストマー製品に対するお客さまの多彩なニーズにお応えすることが可能です。

3. 今後の取り組み

当社は、合成ゴム・エラストマー製品に関して当システムによるCFPの可視化にとどまらず、サステナブルな原料やグリーン電力など低CFPの原料・用役の活用、ISCC認証※6の取得活動に引き続き精力的に取り組み、カーボンニュートラル実現をリードする製品をお客さまに提供し続けていきます。

 

  • ※1 製品の事業概要について:https://www.akelastomer.com/aboutus/
  • ※2 CFP(Carbon Footprint of Products)とは、商品やサービスの原材料調達から廃棄・リサイクルに至るまでのライフサイクル全体を通して排出されるGHGの排出量を二酸化炭素に換算して定量的に算定したものを指します。当社で算定を行っているCFPはプロセス合算型データ(Cradle-to-Gate)の考え方に基づいたもので、当社の上流にあたる原料由来のものや輸送時に発生するもの、当社における製造プロセス上で発生するもの、また製造に使用される電力などのエネルギーに由来するものの合算値を指します。
  • ※3 当システムのCFP算出には、一般社団法人サステナブル経営推進機構が提供するLCIデータベース「IDEAv2.3」および環境省発行の「サプライチェーンを通じた組織の温室効果ガス排出等の算定のための排出原単位データベース(Ver3.1)」を利用しています。今後データソースは拡張していく予定です。
  • ※4 2022/5/12リリース:https://www.asahi-kasei.com/jp/news/2022/ze220512_2.html
  • ※5 2021/11/24リリース:https://www.asahi-kasei.com/jp/news/2021/ze211124.html
  • ※6 ISCC(International Sustainability and Carbon Certification)とは、持続可能性および炭素に関する国際認証であり、ISCC PLUSはEU域外で生産され全世界に販売される主にバイオベースや再生由来等の原料や製品について、サプライチェーン上で管理・担保する認証制度です。

以上