ニューイヤー駅伝 in ぐんま(第65回全日本実業団対抗駅伝競走大会)
2021年1月1日/群馬県
第65回全日本実業団対抗駅伝競走大会が1月1日(金)、群馬県庁前を発着点とする7区間100kmのコースで開催されました。
1区12.3kmは茂木圭次郎。
例年になくスローペースの展開となり、残り3kmまで36チーム全てが集団となっていました。
ここで集団の後方につけていた茂木が前に出ると一気にぺースアップ。
集団が徐々にばらけ残り1kmからは茂木と松枝博輝選手(富士通)、田中秀幸選手(トヨタ自動車)らライバルチームとの先頭争いとなり、中継所まで激しい競り合いとなりました。
中継では富士通が先頭、茂木は1秒差の2位でマゴマ・ベヌエル・モゲニにタスキを渡しました。
インターナショナル区間2区は8.3km。
モゲニは初めてのニューイヤー駅伝出場となりました。 しばらく先頭についていましたが、力の差が徐々に出てしまい後退していきました。
しかし、粘りの走りを続け先頭と29秒差の13位で中継、区間順位は19位でした。
3区13.8kmは大六野秀畝。
遅れを取り戻そうと最初からトップスピードで入り、6kmで先頭集団に追い付き一気に抜き去りました。
しかし、一度抜いた渡辺利典選手(GMOインターネットグループ)に後ろにピタリとつかれ10km過ぎに渡辺選手がスパート。
一時5~6秒差をつけられましたが、大六野は必死にこれを追い中継所では3秒差にして4区に中継しました。
4区最長区間の22.4kmを任されたのは鎧坂哲哉。
序盤、一色恭志選手(GMOインターネットグループ)が逃げ、鎧坂、中村匠吾選手(富士通)、窪田忍選手(トヨタ自動車)、そして22秒後ろから来た井上大仁選手(三菱重工)が2位集団に加わり前を追う展開となりました。
12km過ぎに一色選手をとらえましたが、19km過ぎに中村選手がペースアップすると鎧坂も懸命に追いましたが、中継では18秒差の2位でタスキリレーしました。
5区15.8kmは今年も村山謙太が担いました。
向かい風を受けながら前を追いましたが、先頭の塩尻和也選手(富士通)との差は徐々に開き、後続の服部勇馬選手(トヨタ自動車)、山下一貴選手(三菱重工)に並ばれ3人で先頭の富士通を追う形になりました。
一時は1分以上の差がつきましたが、終盤の競り合いでその差を詰め、中継所では36秒差の2位でタスキ渡しをしました。
6区12.1kmは小野知大。
2位でタスキを受けて前を追いましたが、富士通との差を詰めることはできず、最後まで激しく競り合ったトヨタ自動車とともに40秒差でアンカー市田孝に望みを託しました。
アンカー7区は15.5km。
市田は大石港与選手(トヨタ自動車)と一緒に富士通を追いましたがその差は開き、途中大石選手からも置いていかれ3位でのゴールとなりました。
ニューイヤー駅伝 in ぐんま(第65回全日本実業団対抗駅伝競走大会)成績
旭化成 3位 4時間50分32秒 | ||||
区 | 距離 | 選手名 | 記録 | 区間順位 |
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1 | 12.3km | 茂木圭次郎 | 35分29秒 | 区間2位 |
2 | 8.3km | Magoma Benuel Mogeni | 22分39秒 | 区間19位 |
3 | 13.8km | 大六野秀畝 | 37分45秒 | 区間2位 |
4 | 22.4km | 鎧坂 哲哉 | 64分33秒 | 区間4位 |
5 | 15.8km | 村山 謙太 | 46分56秒 | 区間4位 |
6 | 12.1km | 小野 知大 | 35分37秒 | 区間3位 |
7 | 15.5km | 市田 孝 | 47分35秒 | 区間9位 |
試合結果
駅伝
3位 | 旭化成 | 4時間50分32秒 |
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