第64回九州実業団陸上競技選手権大会
2021年5月22日~23日/福岡県
第64回九州実業団陸上競技選手権大会が5月22日(土)、23日(日)の2日間、福岡県北九州市・鞘ヶ谷競技場において開催されました。
大会初日に男子10000mが3組タイムレースで行われ、1組に松尾良一と吉村大輝が出場しました。 4000mまでは集団で進みましたが、まず吉村が離れてしまい、松尾も5000m手前で遅れてしまいました。
その後、松尾は3位集団で、吉村はその後ろの集団で走る展開となりました。
一時、吉村が松尾のいる集団に追いつくかと思われましたがペースが上がると再び離されてしまい、急激にペースダウンしてしまいました。
松尾は3位争いで最後かわされて4位。吉村は最後に踏ん張り8位でゴールしました。
2組には有村優樹、山本修二、小野知大、安藤大樹が出場しました。
山本は集団の後方に、他の3名は前方に位置取り積極的にレースを進めました。
3000mを8分37秒で通過した後に山本が遅れてしまい、結局5000mで途中棄権となりました。
ペースが落ちた3600mから小野が先頭に立ちペースを上げて5000mは14分23秒で通過。
6800mからは有村が先頭で引っ張り、7000mを20分11秒で通過した時には先頭集団は10名となっていました。
7400mから目良隼人選手(三菱重工)が先頭に立ちましたが、旭化成3選手は落ちついて対応。
8000mを23分04秒通過すると再び小野が先頭に。
ラスト1周の勝負になり小野、右田綺羅選手(トヨタ自動車九州)が抜け出しましたが、後方から有村が追い上げ最後は有村、小野の争いになり有村が先着しました。
2位の小野は自己記録更新。安藤も粘り強く走り、自己記録を更新しました。
最終3組には大六野秀畝とマゴマ・ベヌエル・モゲニが出場しました。
最初の1000mは2分46秒。旭化成の2名は集団の前方に位置取りレースを進めました。
3000m過ぎにべナード・コエチ選手(九電工)が抜け出し、3名の第2グループとなった大六野とモゲニは5000mを13分51秒で通過。
7000m手前で旭化成の2名が第2グループから抜け出して引っ張り合っていましたが、8000mでモゲニが大六野を引き離しました。
モゲニは最後までぺースを維持して27分55秒の2位でゴール。大六野はペースを落としましたが最後まで踏ん張り28分07秒の3位でした。
大会2日目は26度を超える夏日となりました。
4名の選手で争われた3000m障害に荻野太成が出場しました。
荻野はスタート直後から飛び出し、その後ろに10m以内の距離を保ちながら小田部真也選手(黒崎播磨)が続きました。
2000mを5分50秒で通過した後、荻野のペースが落ちたところで小田部選手に並ばれて先頭を譲りましたが、残り500m付近で荻野は走りを切り替えて再び先頭に立ち、そのまま逃げ切り優勝しました。
2組タイムレースで行われた男子5000mの2組に市田宏が出場。
黒崎播磨のムアゥラ選手が1周66秒のペースで先頭を引っ張り、市田は4番手で余裕を持ちながらレースを進めました。
1000mは2分44秒とまずまずのペースでしたが、その後1000m毎のラップが2分48秒、2分50秒とペースダウンしたところで細谷恭平選手(黒崎播磨)が先頭に出ました。
しかし、ペースは上がらず4000mは11分12秒で通過。
市田と細谷選手の一騎打ちとなった優勝争いを制したのは4400m過ぎに一気にギアを切り替えてスパートした市田。
最後の1000mを2分38秒でカバーしました。
試合結果
男子10000m1組
4位 | 松尾 良一 | 29分56秒85 |
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8位 | 吉村 大輝 | 30分16秒62 |
男子10000m2組
1位 | 有村 優樹 | 28分40秒31 |
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2位 | 小野 知大 | 28分41秒05[自己新] |
5位 | 安藤 大樹 | 28分45秒12[自己新] |
男子10000m3組
2位 | Magoma Benuel Mogeni | 27分56秒24 |
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3位 | 大六野 秀畝 | 28分07秒81 |
男子5000m2組
1位 | 市田 宏 | 13分50秒71 |
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男子3000m障害
1位 | 荻野 太成 | 8分50秒12 |
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