ニューイヤー駅伝 in ぐんま(第69回全日本実業団対抗駅伝競走大会)
2025年1月1日/群馬県
2025年1月1日に開催された「ニューイヤー駅伝inぐんま(第69回全日本実業団対抗駅伝競走大会)」において、旭化成は5年ぶり26回目の優勝を果たしました。皆さまの温かいご声援ありがとうございました。
監督コメント
応援ありがとうございました。皆さんの声援が選手には力となり、5年ぶり26回目の優勝を果たす事が出来ました。これから、個人レースが始まりますがマラソンでも結果を残し、皆さんの期待に応えたいと思います。今後も、旭化成陸上部の応援をよろしくお願いします。
選手コメント
1区 長嶋幸宝選手
ニューイヤー駅伝の応援ありがとうございました。個人としては昨年の転倒から1年かけたリベンジを果たす区間賞を獲ることができ、よかったです。チームとしても5年振りの優勝を果たす事ができ、先輩方の安定感や諦めない気持ちには胸がグッとなりました。今回の結果は日頃から応援してくださる方々のおかげです。本当にたくさんの応援やサポートありがとうございました。
2区 茂木圭次郎選手
あけましておめでとうございます。応援ありがとうございました。エース区間ということもあり、強い選手が多く出走するなかで、自分では力不足ではないかと不安もありましたが、なんとか粘って襷を繋ぐことが出来ました。これからもより良い走りを目指して日々精進して参ります。今年もよろしくお願いいたします。
3区 葛西潤選手
応援ありがとうございました!今年もたくさんの応援をいただきとても力になりました。優勝という結果をもって恩返しが出来たこと嬉しく思います。 2025年良いスタートができましたので、年間通して良い走りをお見せできるようまた頑張ります。この度はありがとうございました!
4区 キプルト・エマニエル・キプロプ選手
I say thank you for fun you support me to this ekiden only my target was not good due to small injury come in few week to ekiden but come strong next ekiden
5区 大六野秀畝選手
朝早くから沢山のご声援を頂き、ありがとうございました。5年ぶり26回目の優勝をすることができ、とても嬉しく思います。二連覇を目指し、来年もチーム一丸となり頑張ります。ありがとうございました。
6区 齋藤椋選手
6区を担当しました。齋藤椋です。前回のニューイヤー駅伝と同じように前が見えてる中で耐える駅伝となりました。 6秒まで途中で詰めて6秒の差か逆転で井川選手に渡したかったです。まだまだ力不足でとにかく耐える走りになりました。優勝できたのは先輩、後輩に恵まれて良い流れの中で走らせていただいたからです。来年度はこの一年もう一度レベルアップをして主要区間を任せていただき、区間賞を取る走りをします。朝早くから沿道やテレビでの応援ありがとうございました。
7区 井川龍人選手
応援ありがとうございました。6人が繋いでくれた襷を1番にゴールに運ぶことだけを考えて走りました。 自分自身初めての優勝で本当に嬉しかったです。来年も優勝できるようスピードに磨きを入れていきます!
写真提供:月刊陸上競技
大会レポート
1月1日(水)第69回全日本実業団駅伝(以下、ニューイヤー駅伝)が群馬県庁を発着とする7区間100kmで開催され37チームが出場。旭化成は5年ぶり26回目の優勝を果たしました。
1区12.3kmは昨年同様に長嶋幸宝が担当しました。序盤から荻久保寛也選手(ひらまつ病院)が飛び出して、ハイペースとなりました。長嶋は最後尾からのスタートでしたが冷静に集団の中で徐々に順位を上げて、10kmを28分28秒で通過。そして、11.4km付近で長嶋が満を持してスパート。後続を引き離して前回転倒の雪辱を晴らす1位で中継しました。
2区最長区間の21.9kmは茂木圭次郎が担当しました。茂木は序盤からハイペースで飛ばし、今江勇人選手(GMO)ら7チームと先頭集団を形成。7.4km付近で5チーム(GMO、富士通、SUBARU、旭化成、Honda)に絞られました。12.5kmで今江選手(GMO)、鈴木健吾選手(富士通)が飛び出して清水歓太選手(SUBARU)、小山直城選手(Honda)、茂木は遅れましたが、13.9km付近で鈴木選手を抜いて先頭の今江選手に追いつきました。しかし、15.6km付近で茂木が遅れると17.5km付近では鈴木芽吹選手(トヨタ自動車)、池田耀平選手(Kao)に追い付かれ、ついに18.9km付近で離されました。しかし、茂木はその後も懸命に粘って4位で中継しました。
3区は今年から15.3kmに距離が変更され、葛西潤が担当しました。葛西はスタートから飛ばして4.7km付近で杉山魁声選手(Kao)を抜き3位に上がり、5kmを13分37秒で通過。6kmで先頭集団に追い付きました。6.9km付近で鈴木塁人選手(GMO)が遅れ出すと太田智樹選手(トヨタ自動車)との一騎打ちになりました。葛西は10kmを27分42秒で通過する激走。しかし、13.2km付近で太田選手が前に出ると、葛西は少しずつ離され始めました。それでも最後まで粘って1位トヨタ自動車と10秒差の2位で中継しました。
4区インターナショナル区間は今年から7.6kmに距離が変更され、新人のキプルト・エマニエル・キプロプ(以下、K.エマニエル)が担当しました。K.エマニエルはスタートから懸命に前を追いましたが、単独走で約5m/sの強い向かい風を受けたこともあって本領を発揮できず、1位トヨタ自動車との差を26秒差まで広げられて2位で中継しました。
5区は今年から15.9kmに距離が変更され、大六野秀畝が担当しました。大六野も約5m/sの強い向かい風が吹く中、単独で飛び出していきました。6.4km付近で青木涼真選手(Honda)に追いつかれてからはその後ろにつき2位集団を形成。11.3km付近でついに1位西山雄介選手(トヨタ自動車)に追いつき、さらに11.5km付近で離しました。その後も青木涼真選手(Honda)と先頭争いを続けた大六野でしたが力及ばず、10秒差の2位で中継しました。
6区は今年から11.4kmに距離が変更され、前回同様に齋藤椋が担当しました。齋藤はスタートから必死に前を追いましたが1位久保田徹選手(Honda)に少しずつ差を広げられ、4.5km付近では16秒差まで差が広がりました。それでも齋藤は最後まで諦めず懸命に前を追い1位Hondaと12秒差の2位で中継しました。
アンカー7区15.6kmは井川龍人が担当しました。約5m/sの強い向かい風をものともせずに、1位中山顕選手(Honda)との差をじわじわと詰めていき4.6km付近で先頭に追い付きました。その後、井川は中山選手の直ぐ後ろについてレースを進めました。そして、ゴールまであと500mの15.1km付近でついに井川が渾身のスパート。一気に2位中山選手との差を広げて仲間が待つゴール地点で両手を横に広げるパフォーマンスを見せながら1位でゴールしました。
ニューイヤー駅伝 in ぐんま(第69回全日本実業団対抗駅伝競走大会)成績
旭化成 優勝 4時間47分32秒 | ||||
区 | 距離 | 選手名 | 記録 | 区間順位 |
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1 | 12.3km | 長嶋 幸宝 | 34分29秒 | 区間1位 |
2 | 21.9km | 茂木 圭次郎 | 1時間02分34秒 | 区間6位 |
3 | 15.3km | 葛西 潤 | 43分00秒 | 区間2位 |
4 | 7.6km | K.エマニエル | 21分14秒 | 区間14位 |
5 | 15.9km | 大六野 秀畝 | 47分08秒 | 区間2位 |
6 | 11.4km | 齋藤 椋 | 33分15秒 | 区間4位 |
7 | 15.6km | 井川 龍人 | 45分52秒[区間新] | 区間1位 |
試合結果
駅伝
優勝 | 旭化成 | 4時間47分32秒 |
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