グランドスラム・カザフスタン2025

永瀬が2位、太田が全試合一本勝ちで優勝

5月9日(金)~11日(日)、カザフスタン・アスタナにて「グランドスラム・カザフスタン2025」が開催され、81kg級に永瀬貴規、100kg超級に太田彪雅が出場しました。両選手ともに6月の世界柔道選手権大会出場が決定しており、今大会は世界ランキングを上げてシード枠(上位8名)を確保するうえで重要な一戦となりました。
大会2日目、永瀬は2回戦から登場。初戦は、やや硬い立ち上がりから延長戦(GS)に突入するも、最後は大外刈で「一本」を奪い、勝利を収めました。続く3回戦、準々決勝では、得意の小外刈を軸に主導権を握り、相手の得意な形を封じながら、自らの組み手を着実に作り上げる落ち着いた試合運びで勝ち進みました。準決勝では、接近戦を得意とする相手に対し、間合いを保ちつつ冷静に対応。延長戦(GS)の末、相手の攻撃が崩れた隙を逃さず寝技に移行し、抑え込みによる「有効」で勝利し、決勝進出を決めました。決勝では韓国のイ選手と対戦。序盤からスピードのある技を繰り出され、主導権を握られる苦しい展開に。中盤以降は組み手や間合いを整え、反撃の機会をうかがいましたが、両者一歩も譲らず延長戦へ。6分9秒に及ぶ激闘の末、片襟からの左背負投を受けて「一本」を奪われ、2位となりました。
大会3日目、太田は2回戦で袖釣込腰から腕挫手固への連携による一本勝ち。3回戦でも、相手の技に素早く反応し送襟絞で一本勝ちして、2試合連続で寝技による勝利を収めました。準決勝では開始わずか28秒、得意の内股を決めて一本勝ち。決勝へと駒を進めました。決勝の相手は地元・カザフスタンのイェラッシル選手。序盤から積極的に組み合い、引き手を確保しつつ小外刈で揺さぶり、内股につなげて「有効」を先取。さらに組み手を崩さず丁寧に試合を進め、1分26秒、再び繰り出した内股が決まって「一本」。全試合を一本勝ちで制し、見事優勝を果たしました。

試合結果

81kg級

2位 永瀬 貴規

100kg超級

優勝 太田 彪雅

試合結果

出場選手

  • 永瀬 貴規
  • 太田 彪雅

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