世界柔道選手権大会
中野が男女混合団体戦で日本の銅メダル獲得に貢献!
6月13日(金)から20日(金)にかけて、ハンガリー・ブダペストにて「世界柔道選手権大会」が開催されました。本大会は柔道の世界一を決める年に一度の国際大会であり、IJF(国際柔道連盟)ワールド柔道ツアーの中でも最上位の大会として位置づけられています。
大会最終日に行われた男女混合団体戦で、中野寛太が日本代表の90kg超級として出場しました。初戦のオーストリア戦では開始早々に大外刈を決めて一本勝ちを収め、チームに勢いをもたらしました。続く準々決勝のウズベキスタン戦では、過去の対戦で1勝1敗のムザファルベク・ツロボエフ選手と再戦しました。身長2メートルを超える相手の攻撃に苦しみながらも、粘り強く組み手争いを展開し、延長戦で小内刈による「有効」を奪って見事勝利しました。日本チームはこの試合を4-2で制し、準決勝に進みました。準決勝の相手は強豪ジョージアで、中野は男子100kg超級で本大会銀メダルを獲得したグラム・ツシシヴィリ選手と対戦しました。足技や肩車を軸に積極的に攻めましたが、一瞬の隙を突かれて間合いを詰められ、小外掛で「一本」を奪われました。日本チームは2-4で敗れて3位決定戦に回りました。3位決定戦ではブラジルと対戦し、先鋒の中野が内股で一本勝ちを決めると、チームは勢いに乗って4-0で勝利し、銅メダルを獲得しました。
個人戦では、永瀬貴規(81kg級)が大会4日目に登場しました。2回戦でウズベキスタンのトジエフ選手と対戦し、惜しくも延長戦の末、指導3つによる反則負けとなりました。
また、大会7日目には太田彪雅(100kg超級)が出場しました。2回戦ではチリのソリス選手を内股すかしで、一本勝ちを収めました。3回戦ではモンゴルのゴンチグスレン選手に帯取返を決められ、一本負けとなりました。2年連続の世界選手権出場となった今大会でしたが、メダル獲得には至りませんでした。
試合結果
81kg級
2回戦敗退 | 永瀬 貴規 |
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100kg超級
3回戦敗退 | 太田 彪雅 |
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男女混合団体戦
日本 3位 | 中野 寛太(90kg超級) |
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出場選手
- 永瀬 貴規
- 太田 彪雅
- 中野 寛太