第104回日本陸上競技選手権大会

2020年12月4日/大阪府

第104回日本陸上競技選手権大会・長距離種目が12月4日(金)、大阪府大阪市・ヤンマースタジアム長居において開催されました。

男子3000m障害に荻野太成が出場し、スタート直後から積極的に先頭集団でレースを進めました。
しかし、2000m手前の大障害を前の選手が飛び越えることができずに立ち止まっているのを避けようとして障害に激突。
その後、障害を越えずにレースを続けた為、失格となってしまいました。

男子10000mは2組タイムレースで行われ、旭化成からは9人が出場しました。
1組には市田孝、大六野秀畝、今井崇人とモゲニ ベヌエル マゴマがオープン参加で出場しました。
スタート直後からモゲニは前方、市田と大六野は中盤、今井は後方に位置取り、最初の1000mは2分46秒とまずまずの入りとなりました。
4000mを11分12秒で通過した後、市田が先頭に立ってペースを上げると集団が縦長になり、今井はここで遅れ始めました。
市田と中谷雄飛選手(早稲田大学)が一時抜け出す形になりましたが、大六野が追いかけ8000m過ぎには追いつき、そのまま先頭に立ちました。
しかし、9000mから中谷選手がそれをかわし、市田が追いかける展開となり残り200mから市田がスパートしてこの組の先頭でゴールしました。
大六野が4位、今井は15位でのゴールでした。モゲニはオープン参加のため順位はつきませんが6番目でした。

2組には鎧坂哲哉、村山謙太、村山紘太、茂木圭次郎、相澤晃が出場しました。
べナード コエチ選手(九電工)が、オリンピック参加標準記録突破(27分28秒)を目標に先頭を引っ張り、1000m2分45秒、2000m5分29秒と安定したペースメイクをしました。
日本記録を上回るハイペースとなり、4000mを10分57秒で通過した時には村山紘太と茂木は後続集団でのレースとなってしまいました。
5000mを13分41秒で通過した後は先頭集団から遅れる選手が出始めて徐々に絞られていき、ここで村山謙太も残念ながら離れてしまい、前方で走っていた鎧坂も6400mあたりから遅れてしまいました。
7000m過ぎにはコエチ選手と伊藤達彦選手(Honda)が抜け出すかに思われましたが相澤が粘りの追走で追いつきました。
8000mから相澤が逆に前に出ると伊藤選手が必死の走りで一時相澤をかわしましたが、8400mで決着がつき相澤が27分18秒75の日本新記録で優勝しました。

試合結果

男子10000m

1位 相澤 晃 27分18秒75[日本新記録]
5位 鎧坂 哲哉 27分36秒29
9位 村山 謙太 27分50秒09
11位 市田 孝 27分52秒35[自己新]
15位 茂木 圭次郎 27分57秒36[自己新]
19位 大六野 秀畝 28分01秒29
28位 村山 紘太 28分16秒17
42位 今井 崇人 28分45秒69
OP Magoma Benuel Mogeni 28分11秒94

試合結果

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